2012年2月発売。
デビュー作『ちょめちょめオトメ』で巨乳フェチを見せつけてくれたメメ50氏の2冊目の単行本。
1つだけ、妻がヤクザ風の男たちにやられるダークな話があるが――著者本人はやりすぎたと記しているが――それ以外は、学園的な和姦もの。中心となる3話シリーズの「風紀のミダレ」は、風紀委員の主人公が風紀委員の女性たちの欲求不満解消に使われちゃうというエッチなお話。でも、ラストは純愛ものへ着地する。どの作品にも共通するのは、巨乳へのフェティシズムだ。
「乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントする」という基準で見た場合、
全12篇中、乳揉み17・乳首責め7・パイズリ4・乳吸い3・乳押しつけ1。その合計、32。
推奨ランク(巨乳プレイの充実度)は、充分最高のSランク。ただ、乳揉みと乳首責めに関しては、挿入中のプレイが多い。乳揉み17のうち、挿入中は11。乳首責め7のうち、挿入中は5。挿入中はほとんど1コマ描写して終わりで、そのうち半数以上はヒロインの台詞の反応がないため、32という数字よりも少しあっさりした印象を受けるかもしれない。
丹念に描かれているのは、実は母乳吸いとパイズリである。「あねしぼり」という、結婚した従姉とセックスするお話で、4コマ連続の乳しぼりプレイや3コマ連続の乳吸いがある。母乳を吸いながらの挿入も用意されている。母乳プレイはこの1話だけだが、オッパイ星人的には満足できるお話だ。
パイズリも、4つともたくさんのカットが使用されている。11コマ、10コマ、8コマ、6コマ。 メメ50氏は、乳揉みとパイズリがお好きなのかもしれない。非常にバランスを考えた巨乳フェチだが、個人的には狂ったような偏った巨乳フェチプレイを見てみたいものだと思う。
|