1997年作品。
初めて手にした氏の『ましゅまろおっぱい』が最高で、知ってるショップを走り回ったが、全然手に入らず、縁あってやっとこさで手に入れた、ゼロの者の処女作。兼処さんは逆で『ましゅまろおっぱい』が全然手に入らなかったそうな。
さて、内容。
あまりハッピーな話は多くない。いたいけな少女が不幸の中でささやかな希望を懐く。そこでエンド。そういうお話が多い。
ヒロインの乳分布は、巨乳5、微乳4。
決して高くはない。そしてそのヒロインの配置通り、巨乳フェチプレイも控えめである。
「乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントする」という基準で見た場合、
乳揉み3・乳首責め3・乳吸い1・乳揺れ1。合計、8。
「推奨ランク=巨乳フェチプレイ充実度」は、Cランク。
決してオッパイ星人やオッパイ好きにお薦めできる作品ではない。しかし、短編の中には巨乳フェチ的に光るものがある。
個人的に気に入っているのは、「お姉ちゃんで遊ぶ」という短編。
ファミコンで遊ぶ女子高生の許に、近所の小学生が遊びにやってくる。彼女のエロ本を見つけたのをいいことに、またエッチなことをしてもらいに来たのだ。胸に顔を押しつけ、乳房を吸う。そのまま一気にペニスを挿入してしまい……というお話。
この乳房に顔を押しつけるシーンと、乳吸いのシーンはなかなかいい後の高いフェティシズムの片鱗が、この1本に見てとれる。
本書は、記念碑的作品として捉えるべきだろう。そして、発売して15年が経過しながら入手可能という驚異の事実に、驚嘆するべきなのかもしれない。
|