『PARTICIPET』
田沼雄一郎

●乳シズム 2
●推奨ランク C
●フェチ嗜好 なし

2008年3月発売。田沼雄一郎氏、アダルトでは恐らく6冊目の単行本。
短編集ではなく、1冊で完結のシリーズもの。主役は、汗っかきのデブ君。いつも爆乳生徒会長に欲情しながら、ドリンクに自分の精液を入れていたのだが、入れすぎてしまう。精液が入っていることに気づいた爆乳生徒会長は主人公とエッチ、それからエロエロな展開が始まっていく……というお話。
ヒロインの爆乳のボリュームについては申し分ない。Hカップ以上のボリュームはオッパイ星人も満足するに違いない。ただ、具体的な巨乳フェチは非常に少ない。巨乳への愛撫はなし、パイズリが1回という程度。キンタマ吸いと精液の多さが非常に目立っている。つまり、本書は徹底して「エロ漫画」というわけだ。巨乳フェチという局部的なものには向かわずに、徹底してエロに対して責めている。だからこそ、ヒロイン以外の女の子たちは貧乳だったりするわけで、本書は決してオッパイ星人やオッパイ好きに特化して描かれたものではないのだ。だから、俎上に載せるのがある意味筋違いと言える。
巨乳フェチのためのオッパイ漫画か? という観点からすると、Cランクというとても失礼な評価になってしまうけれど、これは作品全体の評価ではない。作品全体の価値――エロさは十二分に存在している。
購入⇒PARTICIPET 吉奈賀くん奔走する

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