『相思相愛ノート』
フクダーダ

●乳シズム 4
●推奨ランク A
●フェチ嗜好 乳揺れ,乳吸い,乳首いじり,乳揉み

2008年1月発売。クダーダ氏2冊目の単行本。デビュー作『恋におちよう』は、微乳・巨乳・爆乳入り交じって決して巨乳へのフェティシズムは高くなかったが、2冊目の本書では、フクダーダ氏お得意の「爆乳」「乳揺れ」「乳吸い」がほぼ全編にあふれている。ついにフクダーダ氏の本領発揮、オッパイ星人&オッパイ好きお薦めエロ漫画だ。
収録されている9本の短編のうち、巨乳爆乳のお話は7本。ほとんどはオッパイ星人の淡いロマンを満たす薄甘いお話だ。爆乳の幼なじみが主人公を好きで、風邪の見舞いに訪れた主人公とエッチしちゃうお話。終電がなくなっていっしょにタクシーで帰った同級生の子が主人公の家に押しかけてエッチを誘っちゃうお話。一度セックスしたもののそれっきりになっていた友人の妹が、友人がいなくなった間にのしかかってきてエッチしちゃうお話。たいていは最後に淡いキスだったり淡い告白と了承でエンディングを迎える。オッパイ星人が「こんな出会いがあったらなあ」「こんなエッチなロマンスがあったらなあ」と思う物語を、丁寧に漫画にしてある。主人公はちらちらとオッパイを盗み見しちゃうオッパイ星人だったりして、しっかりオッパイ星人の視線と欲望が埋め込まれているのが、オッパイ好きにもオッパイ星人にも、凄くうれしい。安心してエッチなお話と淡い恋のロマンスを楽しめてしまう。帯にはオッパイロマンチストと表現してあるが、『相思相愛ノート』で描かれているのは、オッパイロマン&オッパイロマンスだ。それがフクダーダ氏の絵柄に非常にマッチしている。『相思相愛ノート』という看板に偽りはない。
巨乳へのフェティシズムは、真っ先に乳揺れに表現されている。ラスト2話の普通乳が登場する短編は例外として、残り7作品ではほとんど乳揺れがしつこいくらいに描かれている。自然に重力で垂れ下がって少し長く伸びた感じの砲弾のような形のオッパイがお好きなようで、何度もそういうオッパイヴィジュアルが表れている。オッパイ星人ならではのアングルだ。
 具体的なプレイはほぼ横一線だが、乳吸いが抜き出ている。次が乳首いじり、そして乳揉みだ。乳吸いは5カットや6カット連続で描かれたり、1カットで描かれたりしている。乳首いじりも、5カット描写が2回ある。乳揉みはたいてい1カットで乳首いじりか乳吸いにつながるのが多い。乳揉み・乳首いじり・乳吸いの3連続コンボで2頁というのが1カ所あるが、たいていは乳揉みから乳吸いにつながるか、乳首いじりから乳吸いにつながるかのどちらかだ。具体的な乳愛撫はAランクの作品の中では少ない方だが、オッパイをさわる前にたっぷり乳房を見せてタメをつくっているところが、凄く丁寧でいい。こういうタメがあると、オッパイへの欲望が増幅されてしまう。
また、本書は乳房一辺倒になるのではなく、性器もないがしろにせずきっちりクンニや挿入を描いている。エロ的に非常に大衆性のある内容である。オッパイ星人にも、オッパイ好きにも安心してお薦めできる一冊だ。
ただ、パイズリは少なく2回ほど。それぞれ1頁ずつである。ほぼ完璧を誇る本書の唯一の弱点だ。オッパイ星人としては、是非1回につき2頁までがんばってほしい。また、フクダーダ氏の好きな搾乳や母乳吸いも、1頁と言わず2頁のボリュームで見てみたい。きっちりエロ(性器や挿入)も描けてバストも描ける器用な人だけに、器用さに終わらずバランスを失するほどの巨乳フェティシズムへの暴走を、一度ならず何度も見てみたいと思うばかりである。
なお、購入した人はカバーを剥がしてみよう。普段はモノクロのそこにまたカラーの違う女の子のヌードが見られる。
購入⇒相思相愛ノート

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