●乳ｼｽﾞﾑ 4
●推奨ﾗﾝｸ B
●ﾌｪﾁ嗜好 搾乳,乳吸い
2007年1月発売。命わずか（いのちわずか）氏５冊目の単行本。
フタナリとは、両性具有のことである。エロ漫画では、女性の身体でありながらペニスを持っている女性のことを云う。同人誌の世界ではフタナリにすると上限が決まってしまうらしいが、本書『生えてるお姉さんはお好きですか？』の短編には100％フタナリ女性が登場する。もちろん、普通の女性もいるけれど、フタナリ女性が登場しない短編はない。メジャーに行った松阪はイチローに対して変化球から入ったが、命わずか氏はフタナリ直球から入り、フタナリ直球で終わっている。野球でいえば、救援で全球ストレートを投げた藤川投手のような作品である。非常に潔い。この潔さ、徹底ぶりは作り手として誉めるべきだろう。
フタナリということで引いてしまう読者も多いと思うが、乳首の形やオッパイの突出具合が実にフェティシズムが入っていてすばらしい。少し細長い形の、だが、垂れずに前方へ水平方向に突きだしたエロい長爆乳がフェチたっぷりでいやらしい。乳首やオッパイの形は、氏の出している同人誌のサンプル画像（「グラビアアイドルマスターオッパイオーディション」や「ね〜ね〜２」、「ままねぇ３」で是非確認してほしい。サンプルを見る限り、命わずか氏はほぼ間違いなくフタナリ星人であると同時にオッパイ星人なのだろう。
本書は、乳首のフォルムと乳房のフォルムを見ているだけで、充分フェティシズムが味わえるが、実は搾乳や乳吸いにもこだわっている。ツンと尖った豊満なエロオッパイを搾って白いミルクを搾りだし、吸い立てるシーンが何度もあっていやらしい。本書においては、白い母乳と白い精液が同じようなイメージで捉えられているようだ。両者をともにミルクと言い表すのなら、ミルク三昧の一冊である。
ただ、乳揉みや乳首いじりはほとんどない。パイズリは４回用意されているが、射精はない。しかし、挟みっぷりはいい。またダブルパイズリが１回ある。オッパイ星人としては、全部に射精を用意してほしいところだろうし、全編母乳まみれのパイズリにしてほしいところだろう。ここに関しては次回作に期待したい。
ともあれ、フタナリ作品ではあるけれど、オッパイへのフェティシズムは充分感じることができる。フタナリ属性のあるオッパイ好きにお薦めしたいエロ漫画である。
購入⇒生えてるお姉さんは好きですか?
