『淫母教育日誌』
みずきひとし

●乳シズム 2
●推奨ランク C
●フェチ嗜好 なし

2007年12月発売。アダルト/一般あわせて、みずきひとし氏28冊目の単行本。
ぶっ飛んだ母ちゃんの物語だ。主人公には彼女がいて、よく家でエッチなことをしているが、最近母ちゃんの様子がおかしい。毎日違うコスプレをしているのだ。
そんなある日、主人公が彼女にフェラチオしてもらっていると、我慢できなくなった母ちゃんが乱入。強制3Pになってしまう。以来、彼女と母親が、主人公をめぐってどたばたエロバトルを繰り広げることになる。妊娠したと彼女が言い出すわ、彼女の母親まで主人公にまたがるわ、その暴走ぶり、明るいノリが実にいい。非常にゴキゲンな、母と彼女のコミカルエロ漫画である。著者の力量が遺憾なく発揮された、楽しい力作だ。
ただ、巨乳へのフェティシズムに関しては期待しない方がいい。表紙こそツンと乳首の尖った豊満なオッパイで、ついつい巨乳への愛撫を連想してしまうけれど、これは100%乳フェチのエロ漫画ではない。ヒロインは普通乳・巨乳・爆乳というラインナップだが、乳揉みも乳吸いも乳首いじりもまったくない。唯一パイズリが1回描かれているのみだ。
もちろん、それによってこの作品的価値が損なわれるわけではないが、本書を決して巨乳目当てで買ってはならない。本書は、『淫母教育日誌』というよりは、『淫母どたばた日誌』というべきものである。その明るいノリとどたばたコメディを、純粋に楽しむべきなのだ。
購入⇒淫母教育日誌

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