『アカン!!もうむちゃくちゃにしてっ』
木静謙二

●乳シズム 4
●推奨ランク A
●フェチ嗜好 パイズリ,乳吸い

2006年6月発売。木静謙二氏3冊目の単行本。今回もまた、100%木静謙二。勿論、いい意味でのほめ言葉だ。
本書『アカン!!もうむちゃくちゃにしてっ』に登場するのは、中学生の子持ちの人妻、バイト時代に憧れていた6つ年上のお姉さん、凄いエッチな身体をした、同級生のお母さん、魔法学園の先生――。
ヒロインのほとんどが、年上女性。つまり、作者・木静謙二のストライクゾーンである。その年上ヒロインの中、居酒屋の常連になると、看板娘を自由にできる輪姦セックスを描いた「居酒屋ちえみ」が映える。相手はすべて年上のおじさんたちばかりだが、彼らに乳房を吸われ、ペニスで貫かれる年下のちえみちゃんがいい。何人にも犯されながら、何度か乳を吸われるのが芸が細かくてよろしい。できれば、もっと乳を吸いまくられる彼女を見たかったね。
 今回の乳的二大巨頭は、「eats in」と「Hey mama」。「eats in」は、バイト中にファーストフード店の倉庫で後輩君にエッチされちゃう爆乳人妻を描いたお話。倉庫で仕事している最中に、人妻に欲情しちゃった主人公がエッチな愛撫を始めて挿入まで行っちゃうのだが、今度は人妻の方が陵辱して、人がいるというのにフェラチオをしてくる。このフェラチオ、痴女的変身がエロイ。その後はペニスで貫かれながら熟乳を揉みまくられるシーンが2ページほどつづく。これが「eats in」の中のベスト乳愛撫。
もうひとつの「Hey mama」は友人の自宅で母親とエッチしちゃうお話。胸の谷間がぱりばり覗いた深いV字のニットもグー。何よりも、ニットに包まれた爆乳の張出具合とボリュームが素晴らしい。本当にこの作者さんは、みっちり詰まったボリューム感のある乳房を描くね。胸を触られていなくても、単純にフェラチオしているだけでも、四つん這いで手をついているだけでも、胸がいやらしいです。
圧巻は執拗にぴちゃぴちゃと音を立てて対面で乳房を吸う場面。途中で母親が「早く入れて」と拳骨食らわせるので中断になってしまうのだが、あと1ページ、乳吸いをつづけてほしかった。しかし、いい乳吸いである。女性のよがり具合、感じている時の内面描写が実に秀逸。ポルノ小説よりエロいかもしれない。
個人的には、自分が関西出身ということもあり、バイト先の憧れの義姉さんと部屋でやっちゃう漫画家の話を描いた、「とある日常の風景」も、ヒロインの関西弁がいい味を出していた。次の作品も、木静謙二の作品は安心してデフォルト買いできそうだ。
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