『捕虜の掟』
F・S

●乳シズム 5
●推奨ランク A
●フェチ嗜好 乳揉み,パイズリ,乳吸い

2006年6月発売。乳首はオッパイ星人を物語る。絵の場合の話である。乳首の描き方ひとつで、描き手がオッパイ星人かどうかはわかるものだ。そして本作『捕虜の掟』の著者、F・S氏は間違いなくオッパイ星人である。と同時に、フタナリ星人でもある。
フタナリとは、同一化である。オナニーの際に、男はイカされる女を思い浮かべる。女に喘がせ、のけぞらせ、その快感に内面的に同一化しながら、果てる。その同一化が官能性=快感的精神のレベルから更に女体のレベルにまで及んだとき、現れる形のひとつがTSであり、もうひとつの形がフタナリである。イッてしまう女の子の肉体に男の射精的快感を重ねた形が、フタナリなのだ。
フタナリは、女体への同一化である。女の肉体に、男の欲望=ペニスが重なった形である。形としてはアンドロギュヌス、すなわち両性具有であるが、セクシュアリティは女性であることが多い。そのため、フタナリ好きではない一般読者は引くことが多いが、『捕虜の掟』は、セクシュアリティが少年の形をとっている。台詞は勿論、女性のものなのだが、捕虜となった爆乳少佐の乳房に襲いかかり、むしゃぶりつくその欲望の様は、女性のものではなく、男性のものだ。「ペニスを生やした女性」ではなく、「女の形をしたエロ少年」なのである。それゆえ、『捕虜の掟』のフタナリ描写は、非フタナリ星人でもとっつきやすくなっている。鏡もフタナリ星人ではなかったが、『捕虜の掟』は全然OKだった。とにかく、フタナリの軍曹が、爆乳っ娘を見るとオッパイのむしゃぶりついて揉みまくるのがたまらない。作品的にもフェイバリットのひとつである。
何よりも、F・S氏描くそのナディーン・ヤンゼンのようなでっぷりとボリュームのあるオッパイが素晴らしい。
Iカップクラスはあるその充実した張り具合と重みが実にそそる。
とにかく、たわみ具合がいい。四つん這いになったときの充実した垂れ具合に、思わず画面の中に乱入して揉みしだきたくなってくる。フタナリ少女にバックから貫かれながら、重々しく垂れ下がる乳房の頂点をクリクリされるカットでは、即座に抜きそうになった。
F・S氏は正常位パイズリ(馬乗りパイズリ)もこだわりがあるご様子で、パイズリといえば馬乗り、何度も跨がって挟みまくってくれる。そのたびにむっちりと変形した爆乳が、実にフェティシズム満載で艶めかしい。描き手のリビドーをたっぷりと感じることができる。『捕虜の掟』は、フタナリも混じってはいるが、オッパイ星人に是非お薦めしたい一冊――間違いなく、推奨ランクはA――である。
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