『ラナちゃん危機一髪』
河本ひろし

●乳シズム 4
●推奨ランク B
●フェチ嗜好 フォルム描写,乳吸い,乳揉み

1999年作品。『ウラカン&ラナ』の宇宙篇。欲望をもてあましていたラナの元に、突如現れた異星人。
あとでわかるが、彼も同じウラカンという名前の持ち主であった。最も、幸運を与えるアゲチンというわけではない。おしとやかな女性を求めてやってきた旅行者だが、彼の求めに応じておしとやかに振る舞ってみせたラナは、心身ともに意気投合して宇宙へ旅立つ。お気楽SF乳活劇の始まりである。
この異星人ウラカン。微妙に倒錯したプレイが好きで、ラナにブルマーを着せたり、メイド服に興奮したり。「ほんまにおまえは異星人か!」という突っ込みは、この作品に対しては無骨である。
個々の作品には、個々の作品のリアリティがある。作品が違えば、その作品が基準にしているリアリティが違う。そしてラナ&ウラカンシリーズの場合、リアルとは逆ベクトルにリアリティを置いているのだ。だから、その「なんちゃって」ぶりをおおらかに明るく楽しむのが粋なのである。
全160頁中、爆乳迸る頁は70。まさに大サービス。火浦功の有名な小説を文字って、本作を『大爆乳。』と命名しよう。個人的には、ブルマーでの乳責めがよかった。コミカル&ライトが基本の氏のエッチシーンの中でも、乳に対するしつこさが表れている。
ただ、具体的なプレイとしては乳揉みも乳吸いも少ない。揉むといっても、ぽよんとたわませるぐらいである。乳吸いもあるが、すぐ終わってしまう。だが、よく弾んでたわむそのフォルムに対しては、なみなみならぬ情熱が注ぎ込まれている。
長らく入手不能になっていたが、現在は、『ウラカン&ラナ』と続編『ラナちゃん危機一髪』を1冊に厳選濃縮還元した『ウラカン&ラナ超絶DX本ッ!』が発売されている。
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