『BLUE EYES(1)』
にしまきとおる

●乳シズム 4
●推奨ランク A
●フェチ嗜好 乳吸い,パイズリ,乳揺れ

1996年2月発売。にしまきとおる氏2冊目の単行本。現在9巻を数える、最長不倒記録更新中の大河巨乳コミックの記念すべき第1巻。
『彼女はデリケート!』など、少年マガジンで連載経験のあるカジワラタケシ氏の手による美少女コミックだが、本人曰く、エロの方がデビューが早かったのだとか。なので、にしまきとおるの方が本家ペンネームということになるらしい。
内容は、学園ものだ。巨乳というよりは、超乳に近い爆乳だ。巨乳専門誌『BACHELOR』に登場しそうな凄まじい爆乳女子高生が登場する。FカップやGカップというレベルではない。バスト120以上、もりかわまりこ級の女の子ばかりである。乳房のボリュームについては文句のつけようがない。
お話は、少年誌的ロマンスの王道を行くものだ。かつて両思いだった達也とマリア。16歳になったら本物のセックスをしようと別れて3年。青い瞳の転校生がやってくる。それが聖園マリアだった……というものだ。
個人的には3年前の「巨乳だった頃のマリア」とのエッチもちゃんと見てみたいものがあるが――それはストーリーの時系列的に不可能で、ゲームのようなマルチ構造でなければ実現できないことだが――出会いからエッチまでの流れは短くてスムーズだ。
3年ぶりのエッチへのトライで、達也はひたすら乳房を吸いまくる。この間、7カット1頁。充分すぎる長さだ。ここからして、普通の巨乳フェチ漫画ではないことがわかる。そして、クンニをしたあとにパイズリに移るのだが、これがすばらしい。3頁近くにわたって繰り広げられているのだ。エロ漫画の場合、パイズリに2頁割り当てれば充分満足が得られることが多いが、それを上回っているのである。
作品中、パイズリは3回出てくるが、すべて2頁以上。そして何よりも乳吸いにこだわっている。揉みしだくよりも、吸っている方が遥かに多い。すべての前戯は、乳吸いとクンニに集約されていると言ってもいいほどの徹底ぶりだ。スイマー=吸い魔にはうれしい限りである。
個人的には、達也が3年ぶりにマリアのオッパイを目の前にしたときに、そのボリューム、その重量感を、複数のカットを使って表現してもよかったのではないか、そうやって読者に視姦させてもよかったのではないか、リサとマリアの乳房のボリュームや形の違いがもう少しあってもよかったのではないか、と感じたが、それがなかったからといって『BLUE EYES(1)』の作品的価値や巨乳フェチ的な価値が減じるわけではない。ただのオッパイ好きではなく、オッパイ星人を語るのなら、知っていなければならないエロ漫画だ。
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