『凌辱回廊』 奴隷ジャッキー
●出版 エンジェル出版
●定価 848円(税別)
●巨乳ヒロイン率 ★★★★
●巨乳フェチ度 SAB
●フェチ嗜好 パイズリ・乳揉み・乳押しつけ
 

 
REVIEW

凌辱回廊 2003年09月発売。
 兄と妹の話。
 非常にダークで、暴力性の高い作品である。

 5人のヒロインのうち、爆乳1人、巨乳3人、微乳1人。よって巨乳ヒロイン率は四つ星。

乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上、
 乳揺れや乳押しつけの場合は、前戯/挿入に関係なく1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントする
という基準で見た場合、

 パイズリ3(射精1)・乳揉み2(挿入中0)・乳押しつけ2。合計7

「巨乳フェチ度=オッパイ星人への推奨レベル」は、最低のCランク
 オッパイ星人もオッパイ好きも、オッパイ目当てで買ってはいけないレベル。

 内容的にも、オッパイ星人には耐性のないストーリーとなっている。
 メインヒロインは、琴未。

 いい谷間だ。
 そして、その兄、健二。

 非常に影のある存在。

 こんな乳揉みシーンもあるんだけどね。

 で、藤井くんという同級生に、こんなふうに盗撮されたり。
 後々、藤井姉弟に捕まって、

 こんなふうに揉まれたり。

 でも、オッパイに対して傷つけるプレイがあるんだな、これが。

 これはオッパイ星人にはうれしくない。

 オッパイ星人にとって、オッパイは女神的存在である。世界の至宝である。それを傷つけるというのは、オッパイ星人が一番許せないことなのだ。

 自分はこの作品を批判しているわけではない。
 この作品では、ピン刺しプレイは必要なものだ。ただ、オッパイ星人にとってはつらいプレイだということなのである。

 その後パイズリにつながるが、ピンは刺したまま。いいパイズリだが、オッパイ星人にとってはいやな後味が残る。
 さらに、健二の過去が拍車をかける。

 母親が輪姦、その輪姦に幼い健二も参加させられてしまう。その最中に母親が頭を打ち、

 母親は死んでしまう。

 犯した連中は死刑にはならず、妻を失った父は、

 感情を押さえきれずに息子・健二に手を上げてしまう。

 さらに健二にはもう一つの過去があるのだが、感情と暴力の爆発を描いた壮絶な話だ。
 力作と言っていい。
 人間の感情の爆発や欲望の爆発、そこに潜む狂気と暴力性を、奴隷ジャッキー氏はよく拾い上げて描写している。

 ただ、オッパイ星人には耐えられないだけの話である。
 したがって、咎められるべきは著者でも作品でもなく、手に取ってしまったオッパイ星人なのだ。タイトルにも、ちゃんと「凌辱回廊」って書いてあるではないか。

 ラストはハッピーエンドだ。だが、最後にたどり着くまでにオッパイ星人はめげてしまうだろう。

 ただ、奴隷ジャッキー氏に対して否定的な印象を持つ必要はない。
 この作品はオッパイ星人向けではなかっただけの話である。氏の作品には、オッパイ星人も楽しめる作品がちゃんとある。
 『××in乳』や『お姉がイイっ!』がおすすめだ。

  

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