1999年4月発売。
『濃縮美乳』と書いて「のうしゅくパイン」と読む。
序盤3本はインモラル系。
中盤に巫女が輪姦される和製ファンタジーがあり、終盤は女教師ものと科学者もの。
ボーイミーツガール系はない。
しかし、ハードな凌辱系もない。
2本は、実はヒロインが倒錯趣味を持っていて……というインモラル系。
残りのほとんどは、複数プレイ系。
しかし、「そしてヒロインは堕ちたのだった……」という、後味の悪いダーク系はない。
「そしてヒロインは壊れました……」というダーク系もない。
基本的にオチのつけ方は明るい。
つまり、オッパイ星人は安心して読めるということだ。
ヒロインのラインナップは、女子高生、巫女、眼鏡の女教師、科学者の助手。
全員、巨乳。
リアルサイズで言うと、張りのあるGカップだ。
「乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントする」
という基準で見た場合、
乳揉み11(挿入中10)・乳首責め5(挿入中2)・乳吸い4(すべて挿入中)・パイズリ2(射精なし)・乳揺れ1・乳押しつけ1。合計24。
「オッパイ星人への推奨ランク=巨乳フェチプレイの充実度」はAランク。オッパイ星人にも満足できるレベルだ。
一番多い巨乳フェチプレイは、乳揉み。次が指での乳首責め。そして、乳吸い。
序盤3本はフェチは控えめだが、巫女から急上昇する。
縛られ、吊り下げられた巫女。
当然、こんなふうにされることになる。
こうして巫女が乳首を責められること、3頁14カット。
さらに、眼鏡のロングヘア女性と騎乗位セックスしながら、乳揉み⇒乳首責め⇒乳吸いとつづく3ヒットコンボもある。その1つが、これだ。
6カット連続で乳揉み⇒3カット乳首いじりで乳イキというシーンもある。
ちょっとデブな科学者が女性とセックスするシーンもいい。
挿入しながら乳房を揉んで、ピストンしながらまたオッパイを吸って、また揉んで、またオッパイを吸って、また揉んで……。1カット乳揉み⇒3カット乳吸い⇒1カット乳揉み⇒1カット乳吸い⇒1カット乳揉みという5ヒットコンボだ。
それが、これだ。
牧部かたる氏のいいところは、巨乳フェチプレイと台詞がしっかり連動していること。
ただ乳房や乳首を愛撫して終わりというマンガ家も多いが、それではオッパイ星人は抜けない。
乳房を愛撫する。
それに対して、ヒロインが感じる。
「胸は弱いの」とヒロインが喘ぎながら告白したり、「胸、敏感だね」と主人公が言ったりする。
その言葉に反応して、さらに読者は感じていくのだ。そしてそれを牧部かたる氏はきっちりこなしているのである――10年以上前から。
まさにオッパイの仕事人。
グッジョブ。
単行本が中古でしか手に入らないのが、非常に残念。でも、電子書籍として入手できる。
10年以上前の作品だが、フェティシズムは衰えない。それを是非、楽しんでほしい。
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