『MAS HOLIc』 下月重吾
●出版 ティーアイネット
●定価 1000円(税別)
●乳シズム ★★★★
●推奨ランク SAB
●フェチ嗜好 乳首責め・乳吸い
 

 
REVIEW

MAS HOLIc 2012年11月発売。
 下月重吾と書いて「しもつき・じゅうご」と読む。氏の2冊目の単行本である。
 基本的には凌辱路線だ。7本の短編のうち、「非凌辱」という形で終わるのはラストの1本のみ。あまりオッパイ星人向けの内容ではない。
 ヒロインはほぼ巨乳。
  1人ほどCかDカップがいる。よって、乳シズムは四つ星。
 ヒロインとしては、カウボーイハットをかぶった子が一番いい。
 あとはチャイナ娘と陸上娘。
 空手娘もいる。

乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントするという基準で見た場合、
 乳首責め3・乳吸い3・乳揉み2(すべて挿入中)。合計8

 「オッパイ星人への推奨ランク=巨乳フェチプレイの充実度」はCランク。つまり、オッパイ星人にもオッパイ好きにもおすすめできないレベルだ。
 しかし、その乳首責めや乳吸いには、すばらしいフェティシズムがある。
 見よ。
 カウボーイハットをかぶったカウガールを吊り下げて行う、この乳責めを。
 自由を奪われたヒロインを、後ろからネチネチと乳首責め。
 5カット2頁に渡って乳首を責め立てた後、今度は搾乳器をつけて乳首を引っ張りつづけること3頁13カット!
 すばらしい!
 乳吸いにしても、7カット連続、5カット連続、6カット連続。これまたすばらしきこだわり具合だ。
 確かに、巨乳フェチプレイは少ない。
 パイズリも回数は0。
 乳揺れも0。
 しかし、乳首責めと乳吸いに関しては、Cランクとは思えないほどこだわった描写がなされているのだ。
 すばらしき巨乳フェチ描写。すばらしきポテンシャル。
 乳揉みもあることはあるが、著者の巨乳へのフェティシズムは、乳首いじりと乳吸いに集約されている。
 ぼくの勝手な推測だが、著者は実はオッパイ星人ではなかろうか? 実はオッパイを描くのが好きな方なのではなかろうか?
 もしそうならば。
 著者がストレートに巨乳フェチのマンガを描いたら、どんな傑作ができあがるのだろう? どんな神レベルの作品が生まれるのだろう?
 1人の読者として楽しみだ。そして、切に願わずにいられない。
 お願いですから、巨乳フェチのマンガを1冊描いてください。1冊出してください、と。
  

 MAS HOLIc
 MAS HOLIc
下月重吾作品/メニュー
エロ漫画/メニュー
エロ漫画/批評