2012年11月発売。
下月重吾と書いて「しもつき・じゅうご」と読む。氏の2冊目の単行本である。
基本的には凌辱路線だ。7本の短編のうち、「非凌辱」という形で終わるのはラストの1本のみ。あまりオッパイ星人向けの内容ではない。
ヒロインはほぼ巨乳。
1人ほどCかDカップがいる。よって、乳シズムは四つ星。
ヒロインとしては、カウボーイハットをかぶった子が一番いい。
あとはチャイナ娘と陸上娘。
空手娘もいる。
「乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントする」という基準で見た場合、
乳首責め3・乳吸い3・乳揉み2(すべて挿入中)。合計8。
「オッパイ星人への推奨ランク=巨乳フェチプレイの充実度」はCランク。つまり、オッパイ星人にもオッパイ好きにもおすすめできないレベルだ。
しかし、その乳首責めや乳吸いには、すばらしいフェティシズムがある。
見よ。
カウボーイハットをかぶったカウガールを吊り下げて行う、この乳責めを。
自由を奪われたヒロインを、後ろからネチネチと乳首責め。
5カット2頁に渡って乳首を責め立てた後、今度は搾乳器をつけて乳首を引っ張りつづけること3頁13カット!
すばらしい!
乳吸いにしても、7カット連続、5カット連続、6カット連続。これまたすばらしきこだわり具合だ。
確かに、巨乳フェチプレイは少ない。
パイズリも回数は0。
乳揺れも0。
しかし、乳首責めと乳吸いに関しては、Cランクとは思えないほどこだわった描写がなされているのだ。
すばらしき巨乳フェチ描写。すばらしきポテンシャル。
乳揉みもあることはあるが、著者の巨乳へのフェティシズムは、乳首いじりと乳吸いに集約されている。
ぼくの勝手な推測だが、著者は実はオッパイ星人ではなかろうか? 実はオッパイを描くのが好きな方なのではなかろうか?
もしそうならば。
著者がストレートに巨乳フェチのマンガを描いたら、どんな傑作ができあがるのだろう? どんな神レベルの作品が生まれるのだろう?
1人の読者として楽しみだ。そして、切に願わずにいられない。
お願いですから、巨乳フェチのマンガを1冊描いてください。1冊出してください、と。
|