天誅丸 『エロスの女神』
●出版 富士美出版
●定価 1000円(税別)
●乳シズム ★★★★★
●推奨ランク BC
●フェチ嗜好 乳揉み・乳揺れ・乳首責め・パイズリ・乳吸い
 

 
REVIEW

エロスの女神 2010年11月。
 天誅丸氏の9冊目。
 ボーイミーツガールでもないし、主人公とヒロインとの1対1との関係を楽しむためのものでもない。つまり、1人の男が1人の女性と1対1でセックスし合って、快感も愛情もMAX……というラブエロ系の作品ではない。
 コアとなるのは、3つの連作。
「エロスの女神様」全5話は、「あなたが望むのなら」と誰にでもさせてしまうアパートの管理人の物語。
「彼と彼氏と彼女の関係」全3話は、友達の彼氏とエッチしてしまう女の子の物語。でも、浮気させてそれを見て興奮しているのは彼氏の方。
「Girlsふぉとくらぶ」全2話は、写真部の物語。ヌードモデルを頼まれて、セミヌードまでなって、それからなし崩し的にエッチするが、実は彼女の底抜けの性欲の持ち主だった……というお話。
 作者自身のお気に入りは、寝られの「彼と彼氏と彼女の関係」。
 流されていろんな人とエッチしちゃうジャンルを「流され淫乱系」というのなら、本書は流され淫乱系だ。ソフト淫乱系と言ってもいいかもしれない。
 ヒロインは全員爆乳。
 少し垂れ気味の、爛熟したバストだ。これはデビュー作の頃から変わらない。

乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上、乳揺れの場合は1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントするという基準で見た場合、
 乳揉み7(挿入中5)・乳首責め3・パイズリ3(すべて射精)・乳吸い3(挿入中1)。合計、21

 「オッパイ星人への推奨ランク=巨乳フェチプレイの充実度」はAランク。つまり、オッパイ星人も満足できるレベル。
 プレイ的には、乳揉みが多い。
 しかし、実際に使われているカットは、乳首責めとパイズリが多い。
 たとえば、乳首責め。9カット連続の乳首責めは圧巻だ。それ以外に7カット連続、4カット連続。乳首を指でいじめるというプレイはあまり描かれないだけに、これは非常に貴重だ。
 パイズリも、1回に費やされるカット数が多い。10カット連続で描かれたパイズリ。6カット連続、4カット連続。そして、すべてにおいて射精。オッパイ星人の気持ちをしっかりわかっていらっしゃる。
 オッパイ星人なら、必ずや満足できるだろう。次回作も楽しみだ。

 エロスの女神
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