2010年11月。
天誅丸氏の9冊目。
ボーイミーツガールでもないし、主人公とヒロインとの1対1との関係を楽しむためのものでもない。つまり、1人の男が1人の女性と1対1でセックスし合って、快感も愛情もMAX……というラブエロ系の作品ではない。
コアとなるのは、3つの連作。
「エロスの女神様」全5話は、「あなたが望むのなら」と誰にでもさせてしまうアパートの管理人の物語。
「彼と彼氏と彼女の関係」全3話は、友達の彼氏とエッチしてしまう女の子の物語。でも、浮気させてそれを見て興奮しているのは彼氏の方。
「Girlsふぉとくらぶ」全2話は、写真部の物語。ヌードモデルを頼まれて、セミヌードまでなって、それからなし崩し的にエッチするが、実は彼女の底抜けの性欲の持ち主だった……というお話。
作者自身のお気に入りは、寝られの「彼と彼氏と彼女の関係」。
流されていろんな人とエッチしちゃうジャンルを「流され淫乱系」というのなら、本書は流され淫乱系だ。ソフト淫乱系と言ってもいいかもしれない。
ヒロインは全員爆乳。
少し垂れ気味の、爛熟したバストだ。これはデビュー作の頃から変わらない。
「乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上、乳揺れの場合は1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントする」という基準で見た場合、
乳揉み7(挿入中5)・乳首責め3・パイズリ3(すべて射精)・乳吸い3(挿入中1)。合計、21。
「オッパイ星人への推奨ランク=巨乳フェチプレイの充実度」はAランク。つまり、オッパイ星人も満足できるレベル。
プレイ的には、乳揉みが多い。
しかし、実際に使われているカットは、乳首責めとパイズリが多い。
たとえば、乳首責め。9カット連続の乳首責めは圧巻だ。それ以外に7カット連続、4カット連続。乳首を指でいじめるというプレイはあまり描かれないだけに、これは非常に貴重だ。
パイズリも、1回に費やされるカット数が多い。10カット連続で描かれたパイズリ。6カット連続、4カット連続。そして、すべてにおいて射精。オッパイ星人の気持ちをしっかりわかっていらっしゃる。
オッパイ星人なら、必ずや満足できるだろう。次回作も楽しみだ。
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