河本ひろし『ウラカン&ラナ 超絶DX本ッ!』
●出版 桃園書房
●定価 857円(税別)
●乳シズム ★★★★★
●推奨ランク SA
●フェチ嗜好 乳揉み・パイズリ・乳首責め・乳吸い
 

 
REVIEW
河本ひろし『ウラカン&ラナ 超絶DX本ッ!』

 2006年作品。
 『ウラカン&ラナ』と『ウラカン&ラナ 超絶DX本ッ!』を合本してつくった、デラックスバージョン。
 すべての道は乳とセックスに通ずる。それが、『ウラカン&ラナ』の世界。
 ヒロイン、ラナは異世界タリエルに住む爆乳女。山賊に襲われるわ、強姦されるわでツイてない毎日ばかりを送っていたが、銀髪巨根のウラカンという男と交わると、すべて運勢が好転するという話を聞きつけて、ウラカンとセックスに出かける。相手は、なんと美少年だった。
 この少年を常に侍らせておけば……と考えたラナはウラカンを奪って逃走。かくして、欲望と乳のコミカルファンタジーが幕を開ける。
 画面いっぱいにぱい〜んとオッパイが現れるコマの次には、乳房が揉まれるコマが、その次には乳首を引っ張られるコマが、そして乳首を離されてバチンとふるえるバストのコマが続いていく。瞬間瞬間、能天氣にコミカルタッチに、明るく展開するお気楽ファンタジー乳活劇。
 後半は、欲望をもてあましていたラナの元に異星人が現れる。
 あとでわかるが、彼も同じウラカンという名前の持ち主であった。最も、幸運を与えるアゲチンというわけではない。おしとやかな女性を求めてやってきた旅行者だが、彼の求めに応じておしとやかに振る舞ってみせたラナは、心身ともに意気投合して宇宙へ旅立つ。お気楽SF乳活劇の始まりである。
 この異星人ウラカン。微妙に倒錯したプレイが好きで、ラナにブルマーを着せたり、メイド服に興奮したり。「ほんまにおまえは異星人か!」という突っ込みは、この作品に対しては無骨である。
 個々の作品には、個々の作品のリアリティがある。作品が違えば、その作品が基準にしているリアリティが違う。そしてラナ&ウラカンシリーズの場合、リアルとは逆ベクトルにリアリティを置いているのだ。だから、その「なんちゃって」ぶりをおおらかに明るく楽しむのが粋なのである。
 画面に展開されるは、乳、乳、乳のオンパレード。
 ぼよよ〜んと弾むそのぽよよん感に重点を置いた、よくたわむ爆乳。特有のムッチムチ〜ンの爆乳が、どの頁を開いても、明るく溢れ出してくる。
  個人的には、ブルマーでの乳責めがよかった。コミカル&ライトが基本の氏のエッチシーンの中でも、乳に対するしつこさが表れている。
 ただ、具体的なプレイとしては乳揉みも乳吸いも少ない。揉むといっても、ぽよんとたわませるぐらいである。乳吸いもあるが、すぐ終わってしまう。だが、よく弾んでたわむそのフォルムに対しては、なみなみならぬ情熱が注ぎ込まれている。
乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントする」という基準で見た場合、
 乳揉み6(挿入中1)・パイズリ4(射精3)・乳首責め4(挿入中2)・乳吸い2・乳揺れ1。合計、17
 「オッパイ星人への推奨ランク=巨乳フェチプレイ充実度」は、Bランク。オッパイ好きなら満足できるレベルだ。4つあるパイズリのうち、3回は射精あり。1つはダブルパイズリである。合本になった今、入手してみるのもいいかも♪

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