2009年2月作品。
戦国くん氏の5冊目の単行本。
収録されているのは長編1本。
ファンタジーを続けてきた著者が、心機一転、初めて挑んだ学園ロマンス。
主人公は高校生。
同じクラスの藥裘香奈(みない・かな)が気になっているが、ある日、彼女が全裸で登校してきた。でも、周囲は気づいていない。
しゃがみこんだ拍子に性器が見えてしまった主人公は、びっくりして階段から落ちてしまう。
保健室で気がつくと、 藥裘香奈が……。
彼女は主人公が好きだと告白し、そのまま初めてエッチしてしまう。そこで主人公は気づくのだ。彼女には、自分が好きになった相手だけに裸を透視させる力があるのではないかと……。
もちろん、彼女には言えるわけがない。
主人公も彼女が好き。彼女も主人公が好き。両思いの中、秘密を隠したまま二人はデートを重ね、身体を重ねる。そんなある日、あるカップルに出会うのだが……。
初々しい学生同士のロマンスとその中での気持ちいいセックスを、たっぷりと描き出した秀作だ。短編集ではなく、長編だからこそできた、思春期的ロマンスである。
ヒロインは2人。
藥裘香奈はGカップ相当の巨乳。もう1人、主人公とは別の男の彼女として現れる子がBカップ。
「乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントする」という基準で見た場合、
乳揺れ6・乳吸い2・乳揉み2(挿入中1)・パイズリ1・乳首責め1。合計、12。
「推奨ランク=巨乳フェチプレイ充実度」は、Bランク。
一番こだわっているのは、立体感のある、ツンと貼り出したオッパイの形と、乳揺れだ。このオッパイを眺めているだけでも、満足しそうになる。
ただ、具体的な巨乳フェチプレイは、全体的に少ない。
乳吸いで6カット連続と4カット連続。あと、10カット連続のパイズリフェラが1カ所ある。
巨乳フェチの観点から評価するというサイトの性格上、Bランクという評価になってしまうけれど、そんなアルファベットでは表現できない、高校生的恋愛の切なさとドキドキとセックスの快感がある。巨乳フェチ的にはBランクとわかっていても、ずっと持っておきたいと思わせる作品だ。
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