甲斐ひろゆき 『真夏の花園』
●出版 富士美出版
●定価 1000円(税別)
●乳シズム ★★★★★
●推奨ランク BC
●フェチ嗜好 乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリ
 

 
REVIEW

 2011年1月作品。
 甲斐ひろゆき氏の2冊目の単行本。
 収録されているのは12本。
 基調となるものは、親戚の家に滞在することになって、叔母、従姉、従妹の3人とやっちゃう4連作「真夏の花園」。シリアスという余計な邪魔者はないまま、軽快にハーレムへと突き進んでくれる。
 他には、姉ものが多い。デリヘルを呼んだらお姉ちゃんだった話。バイトの先輩の恋愛話を聞いているうちに、セックスに発展してしまう話。
 シリアスとはほど遠い地点で、気軽に性的ファンタジーを楽しめるようになっている。
 話が普通と批判するのは野暮というものだ。普通と批判する人には問いたい。血縁関係が関わる話でシリアスな話が読みたいかと。ライトな展開は、純粋に男性的なポルノ的夢想を楽しむための配慮なのである。
 表紙の通り、ヒロインは全員爆乳だ。リアルサイズで言うとH〜Kカップ相当の女の子たちばかり。
乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントするという基準で見た場合、
 乳揉み11(挿入中8)・乳吸い8(挿入中6)・乳首責め5(挿入中4)・パイズリ4・乳揺れ1。合計、29
 「推奨ランク=巨乳フェチプレイ充実度」は、文句なしのAランク。
 とにかく乳揉みと乳吸いが多い。特に乳吸いは、連続で6カット、4カット、3カットと多くのカットが割かれている。また、シークエンスも多い。挿入中に「乳首責め1カット⇒乳揉み1カット」。挿入中に「乳揉み1カット⇒乳首責め1カット」。挿入中に「乳揉み2カット⇒乳首責め1カット」。前戯で「乳揉み2カット⇒乳吸い6カット⇒乳首責め1カット」。挿入中に「乳揉み2カット⇒乳首責め1カット⇒乳吸い2カット」。連続プレイが充実している。
 1カ所だけだが、母乳吸いも描かれている。ただ、2カット連続で描いて終わりなので、母乳好きには物足りないかもしれない。
 パイズリは4回。8カット連続、7カット連続、7カット連続、4カット連続。すべて射精している。これはすばらしい。しかも、そのうち1カットはトリプルパイズリ。絵柄さえ合えば、間違いなくオッパイ星人には楽しめる逸品だ。2011年のエロ漫画では、巨乳フェチ的にトップ10に入る秀作である。是非、そのハイレベルな巨乳フェチを楽しんでほしい。

 真夏の花園
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