オオバンブルマイ 『痴的好奇心』
●出版 ティーアイネット
●定価 1000円(税別)
●乳シズム ★★★★★
●推奨ランク BC
●フェチ嗜好 乳揉み・乳首責め・乳吸い
 

 
REVIEW

 2012年8月作品。
 同人サークル「鴨ローサーズ」所属のオオバンブルマイ氏の処女単行本。
 メインとなる5本は、超能力少女アサミの物語。
 麻美と書いて「アサミ」と読む。別の読み方をすると、「マミ」。
 ちなみに『エスパー摩美』のヒロイン摩美の友人は、高畑さん。本書アサミのパートナーとなるのは、中畑くん。エスパー摩美に少しかぶせているのだろう。
 事件は、授業中に起きる。
 居眠りをしていたアサミ、教師が激怒してチョークを投げつけるが、頭に直撃する直前、チョークは消えてしまう。
 クラスメイトは気味悪がるが、主人公中畑くんは引かずに話しかける。エスパーだと告白されても、理解を示す。早速彼女の家に行くことになり、再び彼女が寝ている状況を作り出すが、寝ている彼女を前にムラッとして……というお話。
 エロは、いわゆるスイートなラブラブものというわけではない。
 中畑くんとの、少しインモラルなセックス。そして、アサミの秘密を知った男性教師とアサミとの凌辱プレイ。
 インモラルで、少し凌辱的。けれども、えげつなくないし、オッパイ星人が嫌悪感を催すものでもない。逆にハード寄りにエロのベクトルを振ってくれたおかげで、濃密なエッチシーンが楽しめる。そしてその中に、巨乳フェチプレイが盛り込まれているのだ。これが本書の何よりの特徴である。
 描かれているオッパイは、1人だけAカップの貧乳。あとは全員巨乳である。
「乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントする」という基準で見た場合、
 乳揉み14(挿入中13)・乳首責め8(挿入中8)・乳吸い4(挿入中3)・乳揺れ2・パイズリ1。合計、29
 巨乳フェチ充実度は、文句なしのAランク。オッパイ好きに、オッパイ星人にも満足できるハイレベルだ。
 特筆すべきは挿入中の乳揉みの多さ。ピストンしながら4カット連続乳揉みというのもある。
 乳首責めもなかなかの充実だ。特にピストン運動をしながら女性の乳首を責めまくって、射精と同時にイカせるというシーンが多い。ピストンしながら12カット連続乳首責めのシーン。ピストンしながら8カット連続乳首責めのシーン。これだけピストン運動しながら乳首を責めつづけるエロ漫画はそう滅多に見つかるものではない。
 前戯のシークエンスも2つほど用意されている。「乳揉み1カット⇒乳吸い3カット」「乳吸い1カット⇒乳首責め1カット」。また乳首責めと乳吸いをしながら連続4カットというのもある。
 巨乳フェチ的には、非常に優秀な作品だ。インモラルな中で、たっぷりと巨乳フェチ――乳揉みと乳首責めを味わうことができる。
 ただ、パイズリへのこだわりは少ない。
「保健室より愛をこめて」の中に、パイズリ射精が欲しかった。そうすれば、巨乳フェチプレイは30となって最高位のSランクだった。
 作者オオバンブルマイ氏には、是非「ピストンしながらの乳首責め」をキープしていただきたいと思う。そして、パイズリにも情熱を込めて、次こそSランクの単行本を世に送り出していただきたい。
 期待できる新人が誕生してくれたものだ。

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