2012年作品。
Redrop氏の3冊目の単行本。
巻頭カラー16頁。
本書の基調は「変態もの」。
彼氏が変態で、その彼氏に引きずられて変態プレイをさせらゃさちゃうヒロインのお話が、本作のメインカラーとなっている。
本作でも、Redropの持ち味、「ハードになりすぎず、シリアスになりすぎず、スマイルを込める」は健在だ。
描かれているオッパイは、リアルで言うとEカップからIカップぐらいの大きさ。むっちりした肉弾のようなオッパイが、全画面を埋め尽くしてくれる。ヒロインも全員巨乳だが、巨乳フェチプレイは非常に少ない。
「乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントする」という基準で見た場合、
乳揉み4(挿入中1)・乳吸い2。合計、6。
巨乳フェチ充実度は、最低のCランク。
魅せるカットは非常に多い。
少し下からオッパイを見上げたアングルが多用されていて、作者のオッパイへのこだわりを感じることができる。
しかし、なのだ。
それが乳揉みや乳吸いやパイズリなど、具体的な巨乳フェチプレイに結びつくことは少ない。魅せて終わり。それによって、エロという大衆性を獲得しているが、代わりにオッパイ星人にとってはじれったい内容になっている。
シークエンスは2つ。
「乳揉み2カット⇒乳吸い1カット」「乳揉み1カット⇒乳吸い2カット」。
これがもっと多ければ……とオッパイ星人としては願わずにはいられない。作者自身はあまり巨乳フェチプレイには興味がないのかもしれないが、オッパイ星人としてはRedrop氏の作品でAランクのものを見てみたいものだ。
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