ぽ〜じゅ 『SECRET JOURNEY』

●出版 コアマガジン
●定価 1000円(税別)
●乳シズム ★★★
●推奨ランク SAB
●フェチ嗜好 フォルム・パイズリ
 

 
REVIEW

SECRET JOURNEY 2012年3月発売。
 ぽ〜じゅ氏2冊目の単行本。
 原作は、エロライトポルノの黎明期に大活躍された雑波業(ざっぱ・ごう)氏。最近はマンガ原作で活躍されている。
 本書のコンセプトは、「ショタ+肉食系女+西遊記」。西遊記の三蔵法師をショタにして、3人のおつきの妖怪を肉食女にしたら……という作品。ボーイ・ミーツ・ガールならぬ、ショタ・ミーツ・モンスター。
 孫悟空は、巨乳の荒くれ肉食系女。
 猪八戒は、爆乳の肉食系痴女。
 沙悟浄は、貧乳。
 このようなヒロインのラインナップの中、全7話でそれぞれの肉食系妖怪との出会い&セックスが描かれる。ぼ〜じゅ氏の描くヒロインたちも、孫悟空の巨乳も猪八戒の爆乳も、ともに映像的には魅力的に描かれている。オッパイ星人的には爆乳の猪八戒がお勧めだが、残念なことに巨乳フェチシーンが少なすぎる。
 「乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントする」という基準で見た場合、
 パイズリ3、乳吸い1、乳首責め1、乳揉み0。合計、5
 パイズリは、10駒連続のパイズリが1つ、乳首ズリが1つ(射精なし)、ダブルパイズリが1つ(射精なし)。乳首責めは触手プレイ。「巨乳フェチプレイの充実度=オッパイ星人へのお薦め度」は、最低のCランク。ここまで安心してCランクをつけられる作品は少ない。決してオッパイ目当てで買ってはいけない作品である。
 気になったのは、孫悟空と猪八戒のビッチぶり。特に孫悟空については、女性的なのは肉体だけで、あとは男性なのが気になる。一言でいえば、がさつな暴力女である。バブル時代に存在した、パワフル&欲望まっしぐらのモーレツ野郎の女性バージョンに思えてしまうのだ。猪八戒も微妙に性格が悪い。ショタ好きの読者は、そのようなビッチに責められたいのだろうか? 自分はショタに詳しいわけではないが、 ショタ好きは、「外面は女で中身は男」という女性ではなく、しっかりと女性らしさを持った女性に責められたいのではなかろうか?
 物語の試みとしては非常に面白かっただけに、もう少し女性らしさを加味した孫悟空のお話を見てみたかったなと、個人的には思う次第である。

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