吉村竜巻 『ぱいのみ!』

●出版 クロエ出版
●定価 1000円(税別)
●乳シズム ★★★★★
●推奨ランク ABC
●フェチ嗜好 乳揉み・乳吸い・パイズリ・乳首責め
 

 
REVIEW

ぱいのみ! 2011年2月発売。
 吉村竜巻氏の2冊目の単行本。
 印象論は、批評としてはまったく機能しないといういい見本である。一読した印象では、それほど凄い巨乳フェチ作品という感じではなかった。あとでカウントをして、その凄さに驚いた。

 「乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントする」という基準で見た場合、

 全10篇中、乳揉み9(挿入中が5)・乳吸い8(挿入中が5)・パイズリ6・乳首責め5(挿入中が3)。その合計、28
 オッパイを押しつけて洗うシーンが5コマ連続で1回、オッパイを押しつけるシーンが2コマ連続で1回あるので、それを足すと30。
『ぱいのみ!』というタイトルは、嘘ではない。まさにぱいのみ!――オッパイのみという内容だ。線画が荒くまだ粗削りな部分も多いが、フェティッシュなアングルにも挑んでいる。1年後の3作目では、さらに洗練されてとんでもない巨乳フェチ作家になっているだろう。この方は、フルカラーで見るとさらにエロさが引き立つような気がしている。
 基本的に主人公は学生だ。その学生が、姉だったり幼なじみだったり妹だったり人妻だったりするヒロインとセックスをするというお話になっている。特筆すべきは、どのプレイも満遍なく用意されていて、なおかつその半数が挿入中だということ。こだわりの強さを感じさせる。実に満遍なく巨乳フェチプレイが散りばめられている。中でも、8カット連続の乳吸いはよかった。さらにすばらしいことに、パイズリは6つともすべて射精で終わっている。パイズリ好きの人にとってはうれしい配慮だ。しかも、どれもコマ数が多い。列記すると、4コマ、6コマ、8コマ、8コマ、9コマ、10コマ。このこだわりは本物だ。推奨ランク(巨乳フェチプレイの充実度)は、最高のSランク。吉村竜巻氏に乳門したい方には、本書をお薦めする。

 ぱいのみ!
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