2011年7月発売。
牧部かたる氏の18冊目の単行本。
あとがき曰く、「携帯コミック用の描き下ろしでしたが、加筆修正(主に下半身)と若干の設定変更を加えて成年向(18禁)にバージョンアップしたものです。その関係で既刊の牧部作品とは若干趣が違うかも?」。
収録されているのは、7篇。
少なめだが、巨乳へのフェティシズムは決して薄めではない。エロもフェチも濃厚である。
物語は、基本的に未亡人がヒロインだ。
爆乳の未亡人がいけない状況で羞恥プレイ的なセックスをさせられたり、あるいは筆下ろしセックスをしちゃったりというお話。
牧部かたる氏の作品の中では、比較的背徳的な雰囲気を楽しめるようになっている。しかし、いつもと違うカラーにもかかわらず、巨乳へのこだわりはハイレベルだ。
「乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上描かれていた場合、乳揺れや乳押しつけは1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントする」という基準で見た場合、
乳揉み11(挿入中7)・乳首責め9(挿入中4)・乳揺れ7・パイズリ2(射精なし)・乳吸い1(挿入中)・乳押しつけ1。合計31。
オッパイ星人必携の、最高Sランク。
巨乳フェチ的な代表作『ゼンラブカツ』同様、乳揉みが突出しているのがうれしい。
乳揉みのうち7つは挿入しながらのもの。そのうち、挿入中の乳揉みで4カット連続というのが2回もある。
ピストン中に自ら服を脱いで、「優しく揉みほぐして……」とお願いするのだ。
まさにオッパイ星人の欲しい台詞、欲しい状況だ。
もう1つの4コマ連続でも、乳首をぎゅっとされて「お願い……ギュッともっとして、ギュッとしてぇえ!」とおねだりする。
牧部かたる氏は、乳揉みの点においてオッパイ星人をよく理解されている!
残念なのは、パイズリが2つとも射精なしで終わってしまっていること。牧部氏の作品では、パイズリで射精まで描いているのは少ない。
凄く気持ちよさそうなパイズリを描いているだけに、オッパイ星人としては是非射精まで描いてほしいところだが、射精がなくても本作は充分な巨乳フェチに溢れている。
挿入中に乳首責めがあるのもいい。乳首を責められて「そ……それ! 乳首ギュッて! ギュッてしてぇえ!」とおねだりするのも、オッパイ星人の魂を揺さぶる。
プレイだけ描いてヒロインの台詞や反応なしというエロマンガが多いが、牧部かたる氏は、しっかり台詞と反応を描いて、オッパイ星人の股間を刺激してくれる。
まさにプロフェッショナル。
心強いオッパイ星人の味方だ。
牧部かたる氏は、オッパイ星人が安心して買えるエロマンガ家である。
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