ホムンクルス 『はじらいブレイク』

●出版 ワニマガジン社
●定価 1000円(税別)
●乳シズム ★★★★★
●推奨ランク ABC
●フェチ嗜好 乳揉み・乳吸い・パイズリ
 

 
REVIEW

はじらいブレイク 2011年6月発売。
 ホムンクルス氏の初単行本。
 物語は、基本的にハートフル路線。「お風呂に入っていたら彼女の妹がやってきて、そのままやっちゃった、でも、実は妹は主人公のことが好きでした」なんて話とか、「同棲することになった帰国子女のいとこが主人公のことを好きで……」という話とか、「3万円で童貞を捨てられると聞いて乗ったら、現れたのは自分が片思いしている女性だった」という話とか。
 こうだったらいいよな、という淡く夢想的な話をたっぷりと用意してくれている。それでいて、男性が弱虫ヘタレ野郎ではなく、自立している感じがあるのが読んでいて気持ちいい。女性の気持ちも比較的よく描けていて、それがまた読む気持ちよさを高めている。
 おまけにヒロインは全員巨乳。そして、表紙からは想像できないほど、強い巨乳フェチが散りばめられているのだ。
 「乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントする」という基準で見た場合、
 全12篇中、乳揉み23、乳吸い5、パイズリ2、乳首責め1。
 23というのは半端な数字ではない。普通は多くても12や15だ。23というのは、けたたましい数字である。その最多の乳揉みのうち、挿入中の乳揉みは15。ほぼ全短編に乳揉み挿入があるような感じだ。前戯でも、6コマ連続、5コマ連続というのが用意されている。乳吸いも、1つだけだが6コマ連続で母乳吸いがある。パイズリの1つはシックスナインパイズリ、もう1つでは射精はないが、それがマイナスにならないほど、本書には巨乳へのフェティシズムが溢れている。
 だからといって、巨乳偏重のエッチシーンというわけではない。ハートフルな物語を描き、他のプレイをしっかり描きながら、たくさんの乳揉みシーンを用意している。この手腕は実に見事だ。
 オッパイへのこだわりは、もちろん、文句なしの五つ星。巨乳プレイの充実度は、最高のSランク。本書にSランクをつけなければ、ぼくは巨乳フェチ作家をしている意味がない。とんでもない新人が現れたものである。すばらしい才能の誕生に、心から拍手を送りたい。世に出てきてくれてありがとう。オッパイ星人を代表して感謝を申し上げます。

 はじらいブレイク
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