2011年6月発売。
巨乳フェチコミックで燦然と輝く金字塔を打ち立てた、琴義弓介氏の単行本。
帯には「アナタはどの巨乳娘がお好みですか?」とあるが、正しく言うなら「アナタはどの爆乳娘がお好みですか?」である。登場するヒロインは、全員爆乳だ。巨乳へのこだわり(乳シズム)は、文句なしの五つ星である。
では、乳揉み・乳吸い・パイズリの巨乳フェチプレイはどうか。
「乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントする」という基準で見た場合、バランスのいい分布を見せている。
乳揉み5、パイズリ3、乳首責め3、乳吸い3。
特筆すべきはダブルパイズリと乳首責めだ。3つのパイズリのうち、ダブルパイズリは2つ。琴義弓介氏ほど、気持ちよさそうなダブルパイズリを描く作家はいない。パイズリ描写ならばみるふぃーゆ氏という巨人がいるが、みるふぃーゆ氏はさほどダブルパイズリを描かれているわけではない。ダブルパイズリを描かせれば、琴義弓介氏の右に出る者はいない。
乳首責めが充実しているのもいい。挿入しながらの乳首責めは少ないので、うれしい誤算だ。惜しむらくは、巨乳フェチプレイが見られる箇所が、若干少なめということだ。これが2つずつ多ければ、巨乳プレイのランクはAだった。
琴義弓介氏自身あとがきで記されているように、ライトタッチが多めの作品だ。『組曲蜜乳2』のような、凌辱性溢れる内容ではない。その点ではオッパイ星人は安心できるだろうが、氏の中でライトタッチでフェチプレイの充実した作品というと、『思いたったら乳日』を推したい。琴義弓介氏の底力を見せる絶品である。
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