『ハジメテのヒト』 蓬瑠璃
●出版 エンジェル出版
●定価 933円(税別)
●乳シズム ★★★★
●推奨ランク SAB
●フェチ嗜好 手コキ・フェラ・足コキ
 

 
REVIEW

ハジメテのヒト  2008年7月発売。
 蓬瑠璃(ほうるり)氏、4冊目の単行本。
 デビュー作以来、一貫してエロかわいいお姉さんを追い求めている蓬瑠璃氏の趣味がよく表れた一冊。ヒロインは女教師やママなど、年上の女性。年上の女性が高校生ほどの年下の主人公に、エッチな性戯を施す、あるいは施されるというお話が多く収められている。どのヒロインも、蓬瑠璃氏らしい、ツンと先端が尖ってスロープがそりかえった美しい巨乳女性として描かれている。年上の女性に少しイジワルにいじめられたい男性には、ピンポイントだろう。
 ただ、巨乳フェチという偏った視点で見ると、ツンとそりかえった巨乳のフォルムとボリューム以外、フェティシズムのこもったプレイはほとんど見当たらない。「前戯中の場合は連続2カット以上ある場合、挿入中はフェチ的に1カット描かれている場合を1回と換算する」という原則で具体的な巨乳プレイをカウントしてみると、乳吸い1・乳揉み1・乳首いじり1・パイズリ0。蓬瑠璃氏の過去作品の中でも、最も巨乳フェチの度合いが低い。オッパイ好きやオッパイ星人がオッパイ目当てで買ってしまうと、ひどくがっかりすることになるだろう。ランクCという、作者に対して失礼な評価はそういう意味である。決してエロ漫画としての価値がないと断じているわけではない。
 巨乳プレイは期待せず、年上女性にフェラや手コキや足コキなど、エッチな悪戯をされる快感を求めて買うのが、ベターな作品だ。
 ハジメテのヒト
 
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