『ママンの吐息』 N.O.ちゃちゃ丸
●出版 久保書店
●定価 1200円(税別)
●乳シズム ★★★★
●推奨ランク SA
●フェチ嗜好 乳揉み・乳吸い
 

 
REVIEW

ママンの吐息 2008年3月発売。
 N.O.ちゃちゃ丸氏4冊目の単行本。
 女の熟した匂いが泌みだしてきそうな濃密な絵柄は、今回も健在。本書『ママンの吐息』の主題は、かわいい年上の女の子に母性を追加しただけの萌え系のママではなく、熟女系のママ。母という羞恥心を持った牝女。「母=女=牝」と表記した方がいいような、熟女ママ、それが『ママンの吐息』を飾る女性たちだ。
 豊満な肉体を表現する場合、胸だけに特化するパターンと、全身に広げるパターンがあるが、N.O.ちゃちゃ丸氏は後者の方。豊満という言葉を胸だけに表現するのではなく、肉体全身で表現したぽっちゃりボインの熟女たちが、年下の欲望に当てられて淫らに乱れまくっている。この濃密さが凄い。凄まじい情念を感じるね。まさにリビドーここに極まれりといったところ。
 具体的な巨乳フェチは、ほとんど乳揉みと乳吸いに集中している。乳揉みと乳吸いに対して数多く頁が割かれていて、プランパーぎみのオッパイがかなりしつこめに揉まれたり、吸われたりしている。単行本の前半こそおとなしめだが、後半に進むにつれて、だんだん乳揉みや乳吸いのしつこさが増してきて、豊満さに対する作者の視線のねちっこさ、熟女への欲望の強さ、そして乳揉みと乳吸いへのこだわりっぷりに対して、書き手としてうならさされてしま。まさに渾身の一冊、まさにエロ漫画だ。
 N.O.ちゃちゃ丸氏の作品の中でも、彼特有のリビドーと巨乳へのこだわりが表われた、名作かもしれない。絵柄的には人を選んでしまうけれど――プランパーがだめな人には難しいけれど――非常にAランクに近い、巨乳エロ漫画だ。
 ママンの吐息
 
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