『TRUE LOVE』 宮崎摩耶
●出版 辰巳出版
●定価 571円(税別)
●乳シズム ★★★★
●推奨ランク BC
●フェチ嗜好 乳吸い・パイズリ
 

 
REVIEW

TRUE LOVE 2008年2月発売。
 宮崎摩耶氏14冊目の単行本。
 アニメ絵と劇画の美しい混合形のフェティッシュな絵柄が目を惹く表紙だが、看板に偽りありの作品ではない。同じような劇画とアニメの入り交じった濃密な絵柄が、どの頁にも満ち溢れていて、安心して官能的な気分に浸ることができる。著者も好きな絵柄だ。
 宮崎摩耶氏は、正直あまりオッパイフェチの作品は発表していないが、本書『TRUE LOVE』に限っては例外的に巨乳へのフェティシズムが高い。コンビニ誌連載という非常に制限が強い中で、乳吸いとパイズリに特化してフェティッシュなシーンを展開してくれているのだ。
 パイズリは5回。そのうち1回は1コマだけで終わってしまうものだが、残りは1頁割いてくれている。1頁……ああ、普通かと思ってしまうかもしれないが、コンビニ誌連載ものでの1頁は普通のエロ漫画雑誌の2頁分の価値がある。
 乳吸いも5回だが、これまたそれぞれ1頁割くという、コンビニ誌連載ものでは異例の大盤振る舞いっぷりだ。普通のコンビニ誌連載ものなら、たとえ巨乳フェチの作品でも2、3カット描いてそのまま次のプレイへつづけるのが関の山である。だが、本書『TRUE LOVE』は、パイズリも、平均1頁。乳吸いも、平均1頁。コンビニ誌連載ものでのこの頁の割き方は、奇跡と言ってもいい。普通のエロ漫画雑誌連載のものと比べてしまうと普通のイメージを持たれるかもしれないが、コンビニ雑誌では異例の、例外的な巨乳フェチっぷりなのだ。
 このこだわり、頁を確保しようとするその情熱に対しては、オッパイ星人として素直に誉めるべきだと思う。これはもっと驚いてしかるべき代物だ。500円台のエロ漫画の中では、例外中の例外なのだ。オッパイ星人としては、この奇跡をありがたく享受したい。うれしいエロ漫画が出たものだ。
 True love
 
宮崎摩耶作品/メニュー(フレームあり)
エロ漫画/メニュー(フレームあり)
エロ漫画/メニュー(フレームなし)
BUSTY COMIC