『ラブ・ハン』 マイノリティ
●出版 コアマガジン
●定価 1050円(税別)
●乳シズム ★★★★★
●推奨ランク SA
●フェチ嗜好 乳吸い・パイズリ
 

 
REVIEW

ラブ・ハン" 2008年2月発売。
 マイノリティ氏3冊目の単行本。
 表紙からして、見るからに母乳滴るいい爆乳である。『ラブ・ハン』本編には母乳プレイは出てこないし、フェチな射乳シーンもないけれど、オッパイの豊満さとその乳首のエロさは表紙通りである――前半までは。
 世に西高東低というが、巨乳フェチ的には本書は前高後低」である。前半は、エロエロ生徒会長に代表されるような爆乳っぷり、パイズリっぷり、乳吸いっぷりでオッパイ星人も大満足の濃密さだが、後半に入ったとたん、ヒロインは微乳ばかりに豹変し、巨乳へのフェチも消失してしまう。前半は密度の高い爆乳もの、後半は密度の低い微乳ものである。前半と後半で、巨乳へのフェティシズムや巨乳の密度がガラッと変わっているのだ。
 前半のオッパイへのこだわりはいい。前半だけでパイズリは4回。それも平均1〜2頁という充実ぶりだ。1回の短編内に2回もパイズリが登場するシーンもある。また、それ以上に乳房が上に向かってび〜んとよく引き伸ばされていて、引き伸ばされながらチューチューと吸われているのだ。引き伸ばして乳首を吸う、引っ張って吸う、そのこだわりはまぎれもなくオッパイ星人のものだ。前半だけなら、巨乳エロ漫画としては間違いなく四つ星Aランクの評価だ。
 だが、後半からはアテネ五輪の代表を逃したときの高橋尚子のように、急激に失速してしまう。あの巨乳への熱情はどこへ行ったのか。画面を埋め尽くしていた乳吸いや爆乳は、いったいどこへ消えてしまったのか。
 前半だけのために買うとなると、思案のしどころだろう。オッパイ星人としては、後半も失速することなく、乳、乳、乳と爆乳だけで押し切ってほしかった。前半が巨乳密度が高く、またエロテンションもハイレベルだっただけに、非常に残念な一冊である。
 ラブ・ハン
 
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