| ＲＥＶＩＥＷ |
2007年1月発売。
柚木Ｎ’（ゆずきえぬだっしゅ）氏２冊目の単行本。
再婚してできた姉が「兄がほしかった」と言い出して、急造「兄妹プレイ」をするというイレギュラーなお話もあるけれど、基本的には「すべての実姉好きに」というキャッチフレーズ通り、年上女性とのお話。
年上らしい瞳や色っぽい唇など、年上女性のエロさとかわいらしさに読む者は惹き寄せられてしまう。「年上なのにかわいいところ」と「年上だからエロいところ」、つまり「年上のエロさ」と「年上のかわいらしさ」、一言で言うなら「年上のエロかわいらしさ」がたっぷりとつまった一冊だ。実姉好きというわけでなくても、読んでいて、いいなあと思ってしまう。
ただ、オッパイ目当てで買うのは要注意。
ヒロインは全員立体感のある巨乳の持ち主だが、具体的な乳房への愛撫は非常に少ない。乳への愛撫がある短編もあり、ない短編もあり。あっても乳揉み・乳吸いなどを合わせてかろうじて１頁という描き具合。オッパイの形はいいのだけれど、あまりいじってはいない。
でも、透明のラップを貼った生乳をラップの上から揉み、こねまわし、しゃぶるシーンは凄くよかった。この２頁だけはＡランク。これが全編にわたっていれば、オッパイ星人向けとしては文句なしＡランクだったのだけれど、この２頁だけ。
基本的に乳愛撫は少なく、オッパイ星人にもオッパイ好きにも、オッパイ目当てで買いましょうとは申し上げられない。もちろん、だからといってエロ漫画としての価値がないというわけではなく、むしろ、年上のエロかわいらしさを楽しむためには凄くいい一冊だろう。オッパイを当てにせず、年上女性のエロかわいらしさを求めるべし。
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