『きす★みい』しなま
●出版 ティーアイネット
●定価 952円(税別)
●乳シズム ★★★★★
●推奨ランク SA
●フェチ嗜好 陰部クローズショット・乳房ローアングル
 

 
REVIEW

きす★みい 2007年10月発売。
 しなま氏2冊目の単行本。
 『きす★みい』は恐らく「kiss me」の平仮名表記。デビュー作と同じく、基本的に学園ものがベースになっている。ただし、フェティシズムの対象はかなり変わっている。陰部のクローズショットに対して、非常に執拗に迫っているのだ。開脚した陰部の接写が、記憶に残るほど何度も現れては画面を飾っている。そしてそれに準じてローアングルの乳房が捉えられている。まるでローアングルの魅力に取り憑かれたかのように、陰部のショットが、乳房のショットが画面を支配している。『きす★みい』はオッパイ漫画ではなく、エロ漫画である。つまり、エロを主体にした漫画であり、オッパイを主体にした漫画ではない。
 「乳揉み⇒乳首いじり⇒乳吸い」が2頁で描かれているいいシーンがあるが、具体的な乳責めはそれくらい。ヒロインはほぼ全員巨乳だが、具体的な乳房への愛撫は少ない。パイズリも保健医の先生がしてくれる3頁のものが1つあるぐらいだ。なかなかいいパイズリだが、残念ながらこれのみ。
 しかし、陰部描写とローアングルの多用のおかげで、エッチシーンには迫力がある。オッパイへの具体的な愛撫を求めて買うものでははなく、純粋にエロを目的として買うための一冊だ。乳よりもエロさを、乳房の愛撫はほとんどなくてもいいから性器描写を求める、エロ寄りなライトなオッパイ好きにお薦めのエロ漫画である。
 なお、ティーアイネットのサイトで中身が紹介されている。
 きす・みい
 
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