2006年10月発売。
東鉄神氏7冊目の単行本。「あずま・てっしん」と読む。
表紙で見る限り、それほどオッパイにこだわっているようには見えてこないが、騙されてはいけない。しっかりオッパイにこだわったエロ漫画である。特に巻末の「あねぱい」には、オッパイ星人でなければ決してとりえないアングルの乳揉みカットがあるのだ。オッパイ星人は、東鉄神の名前を覚えておかねばなるまい。
収録されている短編は9本。保健医の話は若干サディスティックな部分があるが――といっても、男の子が保健医とその妹にやられちゃうだけだが――基本的に陵辱色や輪姦色はない。単行本裏には「ハードコア描写の俊才」とあるが、本書に限ってはハードコアという感じではない。かといってコミカルに走っているわけでもなく、エロを基本にスタンダードに物語が組み立てられている。エロに忠実なエロ漫画と言えるだろう。
巨乳フェチ的には、乳吸いと乳揉みが非常にいい。9本中、6本以上の短編で乳揉みと乳吸いが描かれている。乳揉みの場合、1〜5カットとばらつきがあるが、乳吸いは2〜3カット。乳首いじりは2回だが、それぞれ4カットと5カットと、量的にもプレイ的にもこだわっている。特に、目隠しをされた風紀委員の女の子が、指し棒で乳首をくりくりと責めたてられるシーンがいい。『桃色保健室』の中のベスト乳首いじりシーンである。また、もう1つの背後から4カットにわたって乳首をいじめられるシーンもいい。
『桃色保健室』の特色は、乳責めコンボだ。乳揉みから乳吸いへのコンボ、乳首いじりから乳吸い、乳揉みへのコンボ、乳揉みから乳首いじりへのコンボ、乳揉みから乳吸い、そして乳揉みへのコンボ、とコンボが充実している。
パイズリは2回。4カットと6カット。パイズリスキーとしては、1頁程度ではなく、2頁ほどほしいところだろう。『桃色保健室』で東鉄神氏の名前を覚えた方には、『もとかの』(全2巻)もお薦めしたい。
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