『はつカノ』しなま
●出版 ティーアイネット
●定価 924円(税別)
●乳シズム ★★★★★
●推奨ランク SA
●フェチ嗜好 パイズリ・乳首いじり・乳吸い・乳揉み
 

 
REVIEW

はつカノ 2006年11月発売。
 しなま氏初単行本。
 基本的に学園ものがベースの物語。生徒や教師が主役だ。
 収録されている短編は7本。
 巨乳フェチ的には、「アタック天然先生」「先輩と秘密の温泉」の2本がいい。特に乳吸いに関しては、「先輩と秘密の温泉」が凄くよかった。温泉で、乳吸い⇒乳首いじりの連続シーンが2頁もあるのだ。1頁使ってたっぷりとオッパイをチューチュー吸い立てたかと思うと、次の1頁で乳首をしつこく指でくりくり。最後には思い切り乳首をびよ〜んと引き伸ばしている。女の子は吸われても感じ、乳首を引っ張られても感じていて、凄くいやらしい。おまけにその乳伸ばしのカットを、大きめのコマで見せてくれている。『はつカノ』の中で、乳責めとしては一番エッチな、一番フェティッシュなシーンだ。「先輩と秘密の温泉」には、その他にも挿入中の乳吸いがあり、先輩がもっと吸ってとおねだりしていて、それがまた凄くいい。
 巨乳フェチの濃い順番に並べると、パイズリが一番で、乳首いじりと乳吸いがほぼ同じ。少し離れて乳揉みという感じ。乳揉みはそれほど多いわけではなく、ちょこっとある程度。
 パイズリは5回。そのうち挟射があるのは3回だが、パイズリ的にいいのは「先輩と秘密の温泉」と「アタック天然先生」の2本。「先輩と秘密の温泉」では、先輩が温泉の中でむっちりしたオッパイにペニスを挟んでいて、「気持ちいい?」と尋ねながら揺さぶってくれる。先輩のエッチな愛情が、情緒纏綿に母性とエロ豊かにたっぷり2頁描かれている。とってもやさしくて、エッチなパイズリだ。やさしい先輩にこんなパイズリをされたいと思ってしまう。
 「アタック天然先生」は、天然キャラの先生とのラブエッチを描いた短編だが、パイズリが2度も描かれている。1度目は巻頭のカラー部分で、射精はないのだけれど、中盤にさしかかってからたっぷりねっとり挟み込んでくれる。この方はやさしく包み込む感じ、やさしくイカせるパイズリを描くのが凄く上手だね。しかも、その量、実に3頁。大満足のパイズリだ。この2本の短編だけを見るなら、間違いなくAランク――オッパイ星人にもオッパイ好きにもお薦めできるレベルだ。
 でも、巨乳フェチが描かれているのは、生徒会長が生徒会の役員たちとエッチする「生徒会長の愛し方」を含めて3本のみ。「生徒会長の愛し方」には、ある子のペニスを手コキしながら別の子のペニスをパイズリするというシーンも、みんなにオッパイを吸われるシーンもあるのだけれど、生徒会長はみんなの精液をやさしく受けとめる女神のように描かれていて、乳房の快感が中心的主題というわけではない。残り4本は乳房へのフェティシズムは抑えめ、微乳キャラがヒロインのお話まである。エロとして見るならば、バランスがよく、非常に間口の広いエロ漫画なのだけれど、「オッパイへのこだわりはどうか、オッパイへの愛撫はしつこくなされているか」という局部的観点から見てしまうと、三つ星Bランクになってしまう。微乳キャラのお話が一本あっても平気という、ストライクゾーンの広いオッパイ好きに向いている一冊だ。
  なお、ティーアイネットのサイトで中身が紹介されている。
 はつカノ
 
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