『墜ちる天使(1)』 DISTANCE
●出版 ジェーシー出版
●定価 905円(税別)
●乳シズム ★★★★
●推奨ランク BC
●フェチ嗜好 乳吸い・乳揉み・むっちり感
 

 
REVIEW
墜ちる天使(1)

 2005年7月発売。
 DISTANCE氏14冊目の単行本。
 TSもの、つまり男が女の子の身体になってしまう、性転換ものである。
 TSとは、一言で言うなら同化だ。オナニーの際に、男はイカされる女を思い浮かべる。女に喘がせ、のけぞらせ、その快感に内面的に同化しながら、果てる。その同化が官能性=快感的精神のレベルから更に女体のレベルにまで及んだとき、現れる形のひとつがTSなのだ。イッてしまう女の子の肉体に男の心理が完全に同化&転移した状態が、TSなのである。
 『墜ちる天使(1)』の主人公は、病院から落ちてきた天野聖にぶつかられて、精神が入れ代わってしまう。平凡な真崎守という高校1年生から爆女子高生に刷り変わってしまうのだ。しかも、彼女は凶暴な性格。おまけに地学の教師と付き合っていた……。
 という流れで主人公=ヒロインがいろんな男とエッチしてしまう物語だ。
 乳房は質に大きく、むっちりしている。DISTANCE氏らしい、すばらしいくやわらかさと弾力のとけあった爆乳だ。乳房のやわらかさだけを強調する描き手もいる。乳房の張りのみを強調する描き手もいる。しかし、DISTANCE氏は、乳房のやわらかさと弾力の両方を、映像的に表現しようとするのだ。まことのオッパイ星人である。
 地学の教師がむさ苦しい風貌だったり、ヒロインが痴漢に襲われても抵抗しなかったりするけれど、巨乳フェチ的にはまったく問題がない。特によかったのは、乳吸いだ。自分であった男・真崎守に思い切り乳房を吸い伸ばされているシーンがある。普通のエロ漫画家にはできないほど、激しく乳房を伸ばしている。乳吸い好きとしてはうれしい限りだ。神の領域である。
 また、、ピストンしながら1ページ以上にわたって乳房を吸われているシーンも素晴らしい。5カット連続というのは、凄いことだ。史上最多なのではなかろうか。
 DISTANCE氏は、ねっとりたっぷりと乳房を描き、ねっとりたっぷりと乳房を愛撫しながら、しっかり挿入も描いている。五つ星ではなく四つ星なのも、SランクではなくAランクなのも、巨乳フェチものとしてのバランスの高さを表わしている。TSものであれ、あるいは非TSものであれ、DISTANCE氏にはもっともっと活躍していただきたいと思うばかりだ。。
 墜ちる天使(1)
 
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