『こいねえ』 BENNY’S
●出版 マックス
●定価 952円(税別)
●乳シズム ★★★★
●推奨ランク SA
●フェチ嗜好 パイズリ・乳吸い・乳首いじり・筆責め・乳揉み
 

 
REVIEW
こいねえ

 2007年8月発売。
 BENNY’S氏7冊目単行本。
 女性の描き手らしい、少女漫画的な線画が特長。その線画で、やわらかくぷにっとした、重量感あふれる垂れ乳を描くのが、BENNY’S氏の巨乳カラーである。
 『こいもえ』も、BENNY’S氏らしく、ヒロインは全員爆乳。そして、全員Iカップ以上のボリュームだ。うれしいBENNY’Sクオリティである。
 今回、BENNY’S氏は4つのパイズリにチャレンジしている。しかも、それぞれの尺は長めだ。パイズリ1回あたり2頁ほどとられていて、量も充分である。この挑戦を、オッパイ星人は素直に歓迎したい。
 BENNY’S氏のパイズリの特色は、むっちり感よりもふわふわ感だ。泡のように連綿とつづく白いオッパイがふわふわとペニスを取り囲んでいる、そんな「ふわふわ感」が、パイズリの主題として描かれている。
 オッパイ星人としては、次回作は是非とも、むっちり感にチャレンジしていただきたい。恐らく男性のパイズリ愛好者は、オッパイがペニスをむぎゅっと挟み込んでいる感じ、双つの乳房が左右からむっちりと押し寄せている感じ、やわらかな乳房が両側からペニスに吸着&密着してむぎゅっと包み込んでいる感じ、そういう両側からの「むっちり感」「むぎゅっ感」に興奮しているのではなかろうか。乳房にこだわりのある方だけに、BENNY’S氏による「むぎゅっ感」たっぷりのパイズリを見てみたいと思う次第である。
 巨乳フェチ的には、乳吸いがよかった。BENNY’S氏らしく、乳吸いのフェティシズムとクオリティが高い。乳首を1頁にわたって指でいじってから、さらにつづけて2頁にわたって乳房をチューチューと吸い立てる連続のシーンがいい。また、陥没乳首をチューチューと吸い立てるシーンも、非常にフェチが濃くていい。
 乳吸い以外に印象に残ったのは、蜂蜜をつけた筆で乳首をひたすら愛撫し、乳首を責めたてるシーンだ。これが2頁ほどつづいている。筆で乳首を責めるというのはもちろんプレイとしてあるのだけれど、それをここまで執拗に描いてみせたのは、歴史に残したいほど素晴らしいことだと思う。これには素直に拍手を贈りたい。
 巨乳へのフェティシズムは充分、四つ星だ。オッパイ星人向けというより、オッパイ好き向けのエロ漫画である。つまり、「オッパイへの愛撫があればいい」という一神教信者に向けたものではなく、「オッパイも女性器も」という多神教信者に向けたものである。Bランクという評価は、「オッパイ星人にはお薦めしないが、逆にオッパイ好きにはお薦めできるかも」というレベルだ。したがって、『こいねえ』は、オッパイ星人にとってはBランクでも、オッパイ好きにとってはAランクになるのでは、と思っている。
 こいねえ
 
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