2006年7月発売。
ケンソウオガワという同人サークルを率いる同人師・フクダーダ氏初単行本。
同人誌の方ではほぼ「爆乳」「母乳発射」という、オッパイ星人にはとってもうれしいラインナップを量産されているフクダーダ氏だが、デビュー作『恋におちよう』では、微乳・巨乳・爆乳と入り混じっている。
微乳メインが2本。
巨乳メインが4本。
爆乳メインが3本。
このうち爆乳メインの3本の短編が、非常に乳房に対してこだわっている。3回のパイズリも、この爆乳3本の短編に集中している。この短編3本に絞るのなら、間違いなくAランクだ。もしすべての短編がこの3本と同じようなものだったとするなら、オッパイ星人にとってはSランクになっていただろう。
特にいいのが、「0距離の恋」。彼氏と別れるたびに主人公の元に訪れる綾乃という爆乳少女とのセックスを描いたお話だ。この中で、6カット1ページ超にわたってヒロインの爆乳を思い切り吸い伸ばしているのだ。舌先でぴちゃぴちゃぺろぺろと乳首を舐める乳舐めではなく、ちゃんとオッパイを吸う、まさに乳吸いである。非常にフクダーダ氏らしいフェティシズムあふれるカットだ。挿入中に乳首をいじり伸ばしているカットもいい。
パイズリは3回。
そのうち2回は1頁超。1回が、3頁にまたがって、パイズリフェラをして吸う方に重点をかけて描いてくれている。フクダーダ氏の描くヒロインや乳房への描写具合がいいものだけに、オッパイ星人としてはパイズリ1回あたり、もう少し長めにパイズリを見たいところ。
巨乳フェチ系のエロ漫画を見てみた限りでは、2頁あればだいたいパイズリは満足するようになっているみたいだ。1頁だと少しもの足りなく感じるようである。なので、フクダーダ氏にはあと数カット増やして、毎回2頁のパイズリに是非チャレンジしていただきたい。そして、フクダーダ氏が恐らく大好きな乳吸いも、次回作では全開していただきたいと願うばかりだ。
デビュー作品に対して非常に辛口の評価で、個人的には申し訳ないばかりだ。自分のツボに入ったかどうかではなく、微乳と巨乳と爆乳の全体比率や、巨乳フェチの短編の比率などから見てしまうと、乳シズムは三つ星、オッパイ星人から見た評価はBランク――オッパイ星人に対して特別に推薦するわけでもないけれど、購入中止を呼びかけるものでもないレベル――になってしまう。非常に申し訳ない限りだ。
本来フクダーダ氏が持っている乳房へのリビドーからすれば、フクダーダ氏は間違いなくAランクを量産できるエロ漫画家である。鏡もフクダーダ氏の同人誌は大好きで、よく購入している。
次回作に期待したい。フクダーダ氏は、間違いなくオッパイ星人なのだから。
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