2002年12月発売。
天崎かんな氏4冊目の単行本。
今回は社会的な刑事もの。ヒロインは、どうやら大阪にあるらしい橙苑署刑事一課警部・木場菊乃。それに菊乃の部下・青木興壱が絡んで展開していくという流れ。天崎かんな氏が多才なストーリーテリングの能力を持っていることを、存分に示した作品だ。
ストーリー性が高くなっているため、乳房への愛撫が少ない回もあるが、天崎かんな氏らしく、きっちりパイズリが描かれている。
巨乳フェチ的にいいのは、菊乃の高校時代の友人・潮路がしてくれるパイズリだ。3頁を使って、気持ちよさそうに描いてくれている。天崎かんな氏は、パイズリを気持ちよく描くのが本当にうまい。
潮路とそのストリッパー仲間・相川葵が行うダブルパイズリも、これまた気持ちよさそうでいい。
今回パイズリは4回。パイズリがある回は、軒並み乳シズムがあがっている。ヒロインはすべて巨乳、ほとんどが爆乳だが、乳吸いや乳首いじりといった具体的な乳への愛撫は少ない。その代わりに、パイズリがある。天崎かんな氏の巨乳へのフェティシズムは、乳揉みや乳吸いという形ではなく、パイズリという形で表われるのだろう。具体的な乳への愛撫が少ない分、ランクAのエロ漫画の中では乳シズムは低い方に位置づけられてしまうけれど、それでもお薦めしたくなるエロ漫画である。
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