2006年9月発売。
北里ナヲキ氏5冊目の単行本。
コンビニ連載ものの中では非常に高い巨乳フェチを誇る、『夕菜』シリーズ最終巻。ヒロイン・夕菜の男性遍歴もついにこの巻で最後を迎える。
今回も、巨乳フェチの基本は、アングルを凝らした視姦である。そして次が、ローアングルからの乳吸いだ。ぴちゃぴちゃと豊満な乳房をしゃぶる様をローアングルから何度となく描いてくれる。ダイナミックかつエロい描写だ。他の巨乳系エロ漫画にも是非見習ってほしいと思ってしまうようなカットが、乳吸いには頻出している。
ただ、コンビニ誌という性格上、エッチは流れるような展開が基本であり、その中で乳吸いは3カットほどのワンクッションにすぎない。それでも、乳房へのこだわりは評価していいし、評価するべきだと思う。
「乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上、乳揺れの場合は1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントする」という基準で見た場合、
乳揺れ12・乳吸い9(挿入中2)・乳揉み2(挿入中1)・乳吸い2・乳押しつけ1。合計、26。
「オッパイ星人への推奨ランク=巨乳フェチプレイ充実度」は、Aランク。オッパイ星人でもオッパイ好きでも、文句なしに満足できるレベルだ。
本書では、とにかく乳揺れが多い。至るところで乳が揺れまくっている。そして乳吸い。乳吸いは、北里ナヲキ氏のトレードマークである。
シリーズ全体に対して言えることだが、もう少し表紙を巨乳フェチ漂うもの、得意のアングルを駆使したものにしてもよかったのではなかろうかと思う。表紙を見ているだけでは、さすがにオッパイ星人でも巨乳への視姦に満ちていることは見破れまい。思い切って少し喘いでいる感じの顔でもよいと思う。いい表紙を描いて、是非是非魅力を発揮していただきたい。
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