『兄サマご免あそばせ』 N.O.ちゃちゃ丸
●出版 久保書店

●定価 835円(税別)
●乳シズム ★★
●推奨ランク SA
●フェチ嗜好 乳揺れ・乳首責め・乳吸い・乳揉み
 

 
REVIEW
兄サマご免あそばせ

 1997年3月発売。
 N.O.ちゃちゃ丸氏2冊目の単行本。
 濃厚という形容がぴったりくる、フェチ臭漂うディープな絵柄と画面構成だ。匂うようなという表現をよくポルノでは使うけれども、まさに匂い薫るような濃厚なタッチだ。非常に特徴的である。
 しかし、その濃厚な絵柄とディープなタッチの中で、乳首をこりこりといじったり、ぴちゃぴちゃと嬲ったりすると、非常にエロティシズムが映えるのだ。
 ヒロインは全員巨乳というわけではない。Bカップレベルの子もいるが、そのBカップの子も乳首を責められている。

乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントする」という基準で見た場合、
 乳揺れ5・乳首責め4(挿入中2)・乳吸い3(挿入中1)・乳揉み3(すべて挿入中)・パイズリ1(挟射)。合計16

 「オッパイ星人への推奨ランク=巨乳フェチプレイの充実度」はBランク。つまり、オッパイ好きなら満足できるレベル。
 圧巻は5連続カットの乳首責めから3連続カットの乳吸いへ流れていくシーン。非常にフェティッシュでいい。
 乳揉みでも、挿入中の3カットが光る。
 最初に乳揉みをして、挿入したまま、さらに2カットつづけてバストを揉みまくるのだ。これはエロ漫画でもめったに見ない代物だ。永久保存レベルと言っていい。
 パイズリは1回だけだが、13カット2頁を使って描いてある。決して数は多くないが、乳首をいじっている場面は接写を使ってフェティッシュに描かれている。オッパイの形も、乳首が長くツンと立っていていやらしい。
 乳首の描き方や乳房の揺らし具合は、間違いなくオッパイ星人のそれだが、オッパイ以上に性器の感じ具合や性器への愛撫に対して力が入っている。性器7とすれば、オッパイ3という比率だ。性器よりもオッパイをという原理主義者(オッパイ星人)向きというより、オッパイはもちろんだけどオマンコを、というオッパイ好きの読者に向いている。
 なお、2002年に再販されているようだ。掲載している表紙画像は97年度版のもので、2002年版のものとは異なっている。
 お兄サマご免あそばせ
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