2005年4月発売。
天崎かんな氏6冊目の単行本である。
タイトルはずばり、『パイズリ姫』。オッパイ星人のハートを惹きつけるタイトルである。実際、天崎かんな氏の作品の中では、『パイズリ姫』はパイズリ度が一番高い作品だ。
全11話中、パイズリが登場する回数は6回。そのうち2頁つづけてパイズリが描かれているのが5回。
6回という豊富さもうれしいが、それ以上にそのほとんどが2頁使われているというフェチっぷりがオッパイ星人にはうれしい。平均してパイズリに使われるカット数が8という数字の高さが、パイズリへの情熱を物語っている。
表題作ともなっている「パイズリ姫」は読み切りの短編だが、タイトル通り、わずか12頁の中で2回もパイズリが登場する。
11カットの2頁と、12カットの2頁。つまり、12頁4頁がパイズリに割り当てられているというわけだ。この成分比率は凄い。『パイズリ姫』のフェチは、タイトル通りパイズリにあり、と言えるだろう。
具体的にパイズリがあったり乳房への愛撫があったりするのは、11話中7話だけれども、女の子はみんな爆乳で、凄くいい乳輪の形をしている。楕円形の乳輪と乳首のバランスに、天崎かんな氏のオッパイ星人としての魂を見ることができる。
お話は、基本的に明るいコメディタッチだ。明るい青春ものもあるが、陰湿なものはない。しかし、コミカルでありながら、しっかりとエロくて抜けるのだ。笑いとエロとが絶妙にバランスよく配置されていて、物語の描き手として天崎かんな氏が優秀であることを表わしている。安心して推奨できる――Aランクをつけられる――エロ漫画だ。
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