2007年3月発売。
『SWEET JAM』は、真海氏の4冊目の単行本。
恐らく、4作品の中で過去最高の乳シズムを誇る、真海氏の金字塔である。『SWEET JAM』におさめられた8本の短編のうち、1つだけ微乳の子が登場するが、「でも、そんなの関係ねえ!」の小島よしおなのだ。
1人の例外をのぞいて、登場人物はみな巨乳。正確には1人だけ巨乳で、残りは全員爆乳である。オッパイも、立体感のある非常によく伸びるエッチな形をしている。
だが、『SWEET JAM』のオッパイフェチ的真髄は、そこにあるわけではない。『SWEET JAM』の乳的真髄、それは乳吸いと乳首責めである。かつて治世者は国力を強めるために治水に力を注いだというが、『SWEET
JAM』において、真海氏は、乳吸いと乳首責めにフェチパワーを注ぎまくっているのだ。この「乳吸い/乳首責め」の二大政党制の元にパイズリという少数政党がある。それが『SWEET
JAM』のフェチ的構造である。
ひたすらに乳吸いと乳首責めのカットが長まわしというわけではない。乳吸いは2〜4カットのシークエンス、乳首責めは3〜5カットのシークエンスである。2頁にも愛撫がまたがるわけではない。
しかし、接写を効果的に使いながら、フェチたっぷりに乳首が吸われ、舌先で嬲られ、指先で玩弄される様を描いているのだ。そして、それに対して女性が思い切り感じ、また乳首への愛撫を望んでいるのである。
まさに乳シズム、オッパイへのフェティシズムである。『SWEET JAM』は、解放されたオッパイへのフェティシズムで満たされている。文句なし最高の五つ星、最高のSランクだ。2007年度発売作品の中では、堂々の巨乳フェチ度ベスト3。『SWEET
JAM』は本当にいいオッパイフェチのエロ漫画だ。
|