2003年6月発売。
にしまきとおる氏7冊目の単行本。
ひとつのシリーズを9巻にわたって描きつづけるという最長不倒記録を更新しつづける、にしまきとおる氏の『BLUE EYS』シリーズ第6巻。
今回は、セシリア&セーラの3P導入編である。別名、クレア総仕上げ編でもある。
自分の大きすぎる胸が原因で人前にも出ず、すべてから逃げてきたバスト201センチの19歳、クレア・フローレンス・フェアチャイルド。達也によって心と同時に肉体も性感も開かれたクレアは、ついに豪華なリムジンの座席でカーセックスにチャレンジすることになる。このパイズリが実にいいのだ。パイズリはクレアに限る。
その後の仕上げは、ノーパンでの市内闊歩。いわゆる羞恥プレイというやつだ。こういう趣向を巧みに取り入れて長編シリーズに変化をもたせているところは、さすがである。自分も見習わなければなるまい。
その後は、クレアの母、セーラ・フローレンス・フェアチャイルドとの濃厚なセックスが待っている。しかし、セーラには実の妹、セシリアがいるのだ。セシリアはすでに達也と肉体関係にある。果たしてセシリアは……という展開だ。期待をもたせる終わり方が、作り手としては気持ちいい。
第6巻は、パイズリとピストンの巻だ。全編にわたって画面中にピストンが横溢している。奔出するピストンが精液とともに画面を埋め尽くす。乳フェチコミックでありながら、ここまでピストンを詰め込みながらきっちり乳フェチをやりきってしまうところは、まさにBLUE EYESである。
パイズリの方も、シリーズ最多の6回。アリスのパイズリ、クレアのリムジン内のパイズリと観覧車内のパイズリ、セーラのパイズリと、セシリアのパイズリ。そして、読み切り作品のパイズリ。中でも、セーラにパイズリされて高く射精するシーンがよかった。
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