天太郎『HAPPINESS!』

●出版 コアマガジン
●定価 1000円(税別)
●乳シズム ★★★★★
●推奨ランク ABC
●フェチ嗜好 乳揺れ・乳揉み・乳首責め・パイズリ
 

 
REVIEW

 2006年作品。
 天太郎と書いて、あまたろうと読む。
 ご本人曰く、昔は貧乳しか描かなかったとのこと。「セクシー外人モデル主演の無駄に露出してドンパチやる映画」にムラムラしてオッパイ星人に転向されたようだが、本書『HAPPINESS!』とともに、天太郎氏は一躍、乳絵師の1人に躍り出た。
 「元から巨乳好きって訳ではないので、まだまだ甘い乳描き師ですが」と書かれているが、どうしてどうして、『HAPPINESS!』はすでにオッパイ星人の琴線をつかんでいる。Iカップ以上あるオッパイの迫力、ボリューム感は実に素晴らしい。特にオッパイをつかみながらのピストン運動は、よく手が乳塊にめり込んでいてそそる。
 天太郎氏は、乳揺れ作家だね。
乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上、乳揺れの場合は1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントするという基準で見た場合、
 乳揺れ13・乳揉み10(挿入8)・乳首責め4(挿入中3)・パイズリ2(射精1)・乳吸い1。合計、30
 「推奨ランク=巨乳フェチプレイ充実度」は、最高のSランク。
 『HAPPINESS!』の中で一番よかったのが、「海から始まるあぶにーる」。
 あぶにーるとは、フランス語で「来る」=「avenir」のこと。衒学的なタイトルだが、空手部主将の男と剣道部エースの爆乳女の二人に初エッチをさせてやろうぜと友人たちが活躍するお話だ。
 スクール水着でやってきたヒロイン遥の胸の張り具合に、まずクラッ。つづいて裂けたスクール水着の胸に後ろから手を滑り込ませてこねまわすシーンが、『HAPPINESS!』の中でも最高の乳シズムを放っている。ぬるぬると滑り込み、こねまわす手、たわむ胸の感じが実にフェティシズムぷんぷんで素晴らしい。こういうシーンをもっと長まわしでほしいね。
 次点は、「告白注意報」。
 対面騎乗位で、主人公が手を伸ばして思い切りバヒロインのバストを鷲掴みにしているシーンが、グー。「ブラザーキッス」で、超爆乳の妹に思い切りペニスをしごかれるシーンも、個人的にはヒットポイント。乳房へのフェティッシュな描きっぷりも、乳房のボリュームも、まさに満点である。
 2回のパイズリのうち、射精ありは1回。ただし、3頁にわたっての大サービス。
 個人的には、今回なかった乳吸いを次の新刊で入れていただければ……と密かに切望。2ページ連続で猛烈に揉みまくりとか吸いまくりとか、是非とも見てみたい。
 ともあれ、また新刊が楽しみな乳絵師が生まれたものだ。

 HAPPINESS!
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