2005年作品。
　巨乳エロ漫画といえば、にしまきとおる、ちゃたろー、DISTANCE、天崎かんな、琴義弓介、ドリルムラタ、尾崎晶、ゆきやなぎ、なめぞう（敬称略）である。奴隷ジャッキーも数えたいところだ。その中に新たに加わらんとするのが、葵ヒトリである。
　「オッパイは後ろから揉むもの」「乳首は飾りにあらず、嬲るもの」「オッパイは吸うもの」と信じているオッパイ星人にとっては、ウハウハな内容だ。『お姉さんのハズカシイコト』の中には、乳吸い・乳揉み・パイズリと巨乳フェチ界の三種の神器がフェチたっぷりにそろっている。
　本書『お姉さんのハズカシイコト』には８つの短編が収められているが、巨乳フェチ的に凄くよかったのは、「思い出のヒト」と「サクラミチル」だ。
　「思い出のヒト」は、旅館の爆乳お姉さんが中学生ぐらいの男の子にオッパイを揉みしだかれ、吸われて最終的にエッチしてしまうお話だが、最低Ｈカップ以上の爆乳に中学生の指がずぶずぶ食い込む様がいい。なんといっても、オッパイをしゃぶるシーンがしつこくてそそる。双つの乳房を同時にしゃぶって吸い伸ばして、双つの乳首をいっぺんにレロレロとしつこくしゃぶるに至っては、ブラボーと叫びたくなる。パイズリも、実にたわわな包み込む感じが出ていて、オッパイ星人が欲しいものがほとんどそろっている。
　「サクラミチル」でも、乳房を揉みながらしゃぶる場面が、コロコロ転がされる乳首のクローズショットとともにしつこく展開されている。後ろから揉みまわしながら挿入したり、オッパイを吸いながら射精している場面もあって、乳描写がこまやかだ。
　他の短編にしても、たっぷりと舐めまわされる乳首や、後ろからこねまわされるオッパイが描かれていて、全編にわたって乳責めが溢れている。『お姉さんのハズカシイコト』は、2005年度最高の乳シズムを誇る逸品だ。
　巨乳フェチとは、ただ大きな乳房を描けばいいものではない。乳房への愛ある愛撫あってこそ、巨乳フェチである。単に大きな乳房が描かれているだけのもの、ただ乳房が揺れているだけのものは、巨乳フェチではない。
　だが、本書『お姉さんのハズカシイコト』はそうではない。乳房へのやわらかい愛と陰湿な欲望とが、乳吸いとパイズリと乳首責めという形で至るところにほとばしっている。これを買わずしてオッパイ星人は語れまい。『お姉さんのハズカシイコト』は、久々に安心して最高の五つ星、Ｓランクをつけられる作品だ。オッパイ星人には文句なしにお薦めの一冊である。
　

お姉さんのハズカシイコト

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