琴義弓介 『触乳』
●出版 コアマガジン
●定価 1000円(税別)
●乳シズム ★★
●推奨ランク ABC
●フェチ嗜好 搾乳・乳首いじり・乳揉み・乳吸い
 

 
REVIEW

触乳 2002年7月発売。
 1989-90年から始まった巨乳ムーブメント。2000年から始まった爆乳ムーブメント。激化する巨乳ブームの中、美少女マンガの世界でも、記念碑的なメルクマールとなる作品が現れた。
 『触乳』である。
 『触乳』の凄まじさは、ヒロイン育美が一度もペニスに貫かれることがないという一点に集約される。例外的にクンニされる場面もあるが、彼女が凌辱されるのは、乳房だ。Jカップ以上はありそうな母乳たっぷりの淫乱な豊乳を、ひたすら揉まれ、吸われ、搾られ、搾乳され、乳首を責め立てられる。怒濤の母乳爆乳物語、乳房のシュトルム・ウント・ドランク。平和な家庭の奥さんとして暮らしていた育美を襲う、かつての同級生の恨みと、乳辱師たちの乳地獄責め。まさに『触乳』。
 その乳房への、乳首への玩弄ぶりには壮絶さすら感じる。この作品だけは本番なしでいかせてくれ、本番なしでいくんだ、いかなきゃいけないんだという、作り手の痛切な覚悟と叫び声が伝わってきそうだ。ポルノという世界にあって、そして2002年という時代にあって、本番=ピストン挿入というポルノの切り札を敢えて投げ捨て、乳だけに特化するという修羅の道を貫いた作者・琴義弓介氏の潔さと、それを支えた編集の心意気に、拍手を送りたい。『触乳』は名作である。この伝説的な乳コミックを知らずにオッパイ星人を名乗るとすれば、これほど恥ずかしいことはあるまい。『触乳』は巨乳コミック史に輝く金字塔なのだから。
 

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