2000年10月発売。
どこまで行くのか、ゼロの者。一般論として、6作も単行本を出せば、エッチシーンもマンネリ、様式化してくるものです。
しかし。
ゼロの者の辞書にはマンネリも様式化も存在しないらしい。新刊を出すごとにエロティシズム・ボルテージアップ、絵にもいやらしさ、ねっとりとした感じが加わっていくのです。これは凄い。乳揉み、乳しゃぶり、どちらもしつこく、ネチネチしていて、乳シストにはたまらんフェチっぷりです。
ただ、乳を描いている人。乳シズムのない人は、乳を揉むだけの絵を見せるだけです。
喘いだり、背をそったりというリアクションがない。
しかし、ゼロの者は、揉む→悶える→声をあげるという一連のシークエンスをしっかり描いてくれるのです。乳シズム、ここに極まれり、といったところ。
乳シズムとエロティシズムの最も濃密な融合がここにあります。
兄と妹のエッチにしても、最初キスして、またやめて、またキスして、またやめて、とうとうエッチしちゃうというこの展開。エロティシズムがわかっています。
エロスは、禁断から生まれる。
その禁断の演出が抜群です。氏自身は、あとがきに「まとめてみて思ったのは、ちょっと中途半端な気がする。絵に特別個性があるわけでもなし、物すごく上手いわけでもなく、ストーリーもアレだし、エロもめちゃくちゃハードってワケでもなく」なんて書いていますが、嘘だ〜〜〜っ!
あなたの絵に個性がないというのならば、誰に個性があるというのか。
毎回単行本を出すごとに、もの凄い成長度で脱皮していくエロマンガ家さんは、わたしはゼロの者しか知りません。
今年(2000年)出た巨乳コミックのなかでは、10月現在最高峰、乳シストならば、避けて通れぬ一冊です。頭のなかで凄いと思いつつ、立ち読み中に勃たされてしまったのには驚いた。凄い作家さんです。
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恥液のニオイ

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