1997年9月発売。
尾崎晶氏4冊目の単行本。『幕末学園伝リョーコ参る!』シリーズの第1巻。
お話の舞台は、原作に簡単に説明してもらおう。
――ジーザス・ファイト――
それは4年に一度各国の代表が世界の
主導権を賭け人間の原点に戻り己の肉体
のみで闘う先人の跌を踏まえたいたって
平和的な戦争の代償行為である。
この提唱により国家間に高まりつつあった
全面戦争の危機は回避され科学兵器は
減少と衰退の一途を辿り代わりに
人間兵器(ジーザス・ファイター)と称される
選手の育成に各国のしのぎを削りあっていた
そしてこの話の舞台となる”幕末学園”こそ
日本中のエリート格闘家が集う日本最大
最強の選手育成機関なのだ
という格闘テイストな、ぶっ飛んだ設定。内容は、Gガンダム+新撰組である。それに、尾崎晶らしいコミカルさが追加されて、ギャグ、馬鹿、エロのオンパレード。その中にうまく戦いが混ざり合っている。リング上のファイトもベッド上のファイトもくんずほぐれつ、パワフル! 鏡も非常に好きな作品の1つだ。
巨乳フェチもすばらしくいい。冒頭の松本先生のパイズリは、なんと3頁。1997年の時点でこの枚数は驚かされる。
今回充実しているのは乳揉みだ。挿入中に、何度も乳房が揉まれ、わしづかみにされ、搾り出されている。こねまわすというより、搾り出すという感じだ。ロケットみたいに尖って乳首の立った乳房がなんともいやらしい。まさに巨乳フェティシズム。
乳首いじりも、乳舐めも相変わらずねちっこくて、高いフェティシズムを保っている。10年経過した現在でも、そのフェティシズムが色あせることはない。安心してお薦めできる一冊――Aランクをつけられるエロ漫画である。
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