1998年作品。
米倉けんご氏初単行本。
ヨネケンとは、米倉けんごの名前の略称。タイトルの通り、彼女の処女作品だ。
イリュージョンに在籍していた頃、東神奈川の駅のすぐ近くに本屋があった。そこで見かけてずっと気になっていたのが、本書である。
『ヨネケンファースト』におさめられているのは、8話。そのうち大半を占めるのが、大学4年生の姉朝子と高校生の弟・ダイキ。
姉の友達が遊びに来て、お茶を出しに行ったら二人はレズの真っ最中で、ダイキもそれに引きずり込まれ……という形で展開すると、姉と弟の巨乳フェチな近親相姦。ダイキに彼女ができると嫉妬して、寝ている最中にパイズリフェラしちゃう朝子姉がいい。オッパイもやわらかそうで、質感がよく出ている。
しかし、『ヨネケンファースト』の一番の巨乳ヒロインは、彼女ではなく、「ラブ・ショック・ドロップ」という短編の宮本ふみか。
体操服姿で爆乳をぶるんぶるんふるわせる様は、まさにオッパイ星人のなしうるもの。まわりにちやほやされる彼女にカチンと来た彼氏が、あとでお仕置き=乳責めするシーンが、『ヨネケンファースト』の中で一番の巨乳フェチがこもっている場面。強引に生乳を剥き出しにされ、もにゅもにゅとこねまわされ、乳房を吸われる一連の3頁が、最高のフェティシズムを放っている。『ヨネケンファースト』の巨乳フェチは、この短編が一番。
「乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントする」という基準で見た場合、
乳揉み7(挿入中2)・乳吸い2(挿入中1)・乳揺れ2・パイズリ1(射精)・乳首責め1(挿入中)・乳押しつけ1。合計14。
「オッパイ星人への推奨ランク=巨乳フェチプレイの充実度」はBランク。つまり、オッパイ好きにおすすめできるレベル。
乳揉みが突出している。乳揉み2カット⇒乳吸い3カットのシークエンスも1つある。98年という時代性を考えると、巨乳フェチ的には豊富な方。
パイズリは1回(パイズリフェラ)だが、6カットで描かれている。
全部読み終わったら、カバーを引っぱがしてみよう。面白いラクガキがある。
2001年に再刊が『ヨネケンファーストR』として二見書房から出されたが、今は司書房版、二見書房版ともに絶版となっている。
|