『部長より愛をこめて(2)』 DISTANCE
●出版 ヒット出版社
●定価 762円(税別)
●乳シズム ★★★★
●推奨ランク BC
●フェチ嗜好 むっちり感・乳首いじり・乳揉み・パイズリ・乳吸い
 

 
REVIEW

 1999年9月発売。
 DISTANCE氏5冊目の単行本。
 『部長より愛をこめて』シリーズ第2集。映画部部長・涼子。そしてその涼子を狙う綾音。その謎がついに明かされる。二人が最悪の関係になったすべての元凶、すなわち涼子のママ麗(うらら)が現れるのだ。
 そして、この麗ママが巨乳フェチをほとんど一人で背負っている。綾音とのエッチシーンでも乳吸いや挿入中の乳揉みがあるが、巨乳フェチ的に光るのは、麗ママのシーンである。映画部部員・徳田とのエッチシーンと、回想場面での番組プロデューサーとのお風呂場エッチだ。
 麗ママは、シリーズ最大の爆乳であり、能天気キャラである。この麗ママが腰を折り曲げてオッパイを垂らすシーンが何度となく出てくるのだが、凶悪なくらい、エロい。そしてまた、麗ママは大きなオッパイをぶるんぶるんふるわせてねちっこいパイズリをしている。さらに「おっぱいムニュッて揉みつぶしてえ」とおねだりしながら、オッパイをわしづかみにされている。全体的にパイズリは2回出てくるが、その2回とも麗ママである。
 DISTANCE氏のすばらしいところは、オッパイ好きというライトな人たちではなく、オッパイ星人というコアな人たちも満足するほどの濃密な巨乳フェチを見せながら、ライトな人たちも、エロエロ星人も満足できるような、挿入シーンやエッチシーンをこしらえているところだ。(乳的に)尖っていながら、(エロ的に)尖っていないのである。この絶妙のバランスが、エロ漫画世界での大衆性につながっているのだろう。巨乳フェチに特化しながら、幅広い読者の獲得に成功しているのだ。DISTANCE氏のエロさは、乳だけではないのである。

 部長より愛をこめて(2)
 部長より愛をこめて(2)
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