河本ひろし『ラナちゃん危機一髪!』
●出版 桃園書房
●定価 857円(税別)
●乳シズム ★★★★★
●推奨ランク SA
●フェチ嗜好 乳揉み・乳首責め・乳吸い・パイズリ
 

 
REVIEW
河本ひろし『ラナちゃん危機一髪!』

 1999年作品。
 『ラナちゃん危機一髪!』の宇宙篇。
 欲望をもてあましていたラナの元に、突如現れた異星人。
 あとでわかるが、彼も同じウラカンという名前の持ち主であった。最も、幸運を与えるアゲチンというわけではない。おしとやかな女性を求めてやってきた旅行者だが、彼の求めに応じておしとやかに振る舞ってみせたラナは、心身ともに意気投合して宇宙へ旅立つ。お気楽SF乳活劇の始まりである。
 この異星人ウラカン。微妙に倒錯したプレイが好きで、ラナにブルマーを着せたり、メイド服に興奮したり。「ほんまにおまえは異星人か!」という突っ込みは、この作品に対しては無骨である。
 個々の作品には、個々の作品のリアリティがある。作品が違えば、その作品が基準にしているリアリティが違う。そしてラナ&ウラカンシリーズの場合、リアルとは逆ベクトルにリアリティを置いているのだ。だから、その「なんちゃって」ぶりをおおらかに明るく楽しむのが粋なのである。
 全160頁中、爆乳迸る頁は70。
 まさに大サービス。
 火浦功の有名な小説を文字って、本作を『大爆乳。』と命名しよう。
  個人的には、ブルマーでの乳責めがよかった。コミカル&ライトが基本の氏のエッチシーンの中でも、乳に対するしつこさが表れている。
 ただ、具体的なプレイとしては乳揉みも乳吸いも少ない。揉むといっても、ぽよんとたわませるぐらいである。乳吸いもあるが、すぐ終わってしまう。だが、よく弾んでたわむそのフォルムに対しては、なみなみならぬ情熱が注ぎ込まれている。
乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントする」という基準で見た場合、
 乳揉み5(挿入中1)・乳首責め3(挿入中2)・乳吸い2・パイズリ2・乳揺れ1。合計、13
 「オッパイ星人への推奨ランク=巨乳フェチプレイ充実度」は、Bランク。オッパイ好きなら満足できるレベルだ。2回のパイズリは、ともに射精で終わっている。しかも、1つはダブルパイズリ。カット数は、それぞれ3と3だが、射精で終わっているのはすばらしい。
 長らく入手不能になっていたが、現在は、『ウラカン&ラナ』と続編『ラナちゃん危機一髪』を1冊に厳選濃縮還元した『ラナちゃん危機一髪!超絶DX本ッ!』が発売されている。

 ラナちゃん危機一髪!超絶DX本ッ!
 ラナちゃん危機一髪!超絶DX本ッ!
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