1992年作品。
1995年現在で22版というから、当時はかなりのメガヒットであった。萌えブームが来る、遥か以前の話である。
一切の吹き出しを排した「劉邦」。
友人の女の子が、結婚式直前の花嫁を犯す「バージンロード」。
童貞的直線的ロマンティシズムの少ない、淫性とエロス性の高い小品がより集められている。その中にキラリと光る乳首への責め。
オッパイ星人としては、「AD LIBITUM」という短編がよろしい。音楽室のピアノの前で繰り広げられる乳首責めはなかなかよいものがある。
ただ、量は少ない。
「乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントする」という基準で見た場合、
乳吸い3(挿入中1)・乳揉み3(挿入中1)・乳首責め2(挿入中1)。合計8。
「オッパイ星人への推奨ランク=巨乳フェチプレイの充実度」はCランク。つまり、オッパイ星人でにもオッパイ好きにもおすすめできないレベル。
だが、『COUNTDOWN』は、そもそもオッパイ星人を対象として描かれていない。巨乳フェチではなく、エロスを描いているのだ。
その耽美さを、レズチックな喜悦を、楽しむべきなのだ。
|